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洋画を観ていると、電話に出る際は「ハロー」と言っている。フランス映画なら「アロー」だ。

我が家では電話がかかって来ても「はい、もしもし」としか言わない。

すると驚いたように相手が「あの、○○さんのお宅ですか?」と聞いて来る。

普通であれば「はいそうですが、どちら様ですか?」と言うことになるが、ここのオジサンは手ごわい。

「失礼だろう! 先に自分の名を名乗れ!」と怒鳴って電話を切ってしまう。

これ、短気者の頑固ジジイのように思えるだろうけれど、外国では普通のことなのだ。

どこからか電話がかかって来て「はい○○ですが」と教えてやる日本人は平和ボケもはなはだしい。

それで私から電話を切られた相手は、ふたたびかけ直して来て「先ほどは失礼しました。私はどこそこの誰兵衛という者ですが○○様のお宅ですか?」と丁寧な口調になる。

いきなり「○○さんのお宅ですか?」と聞くのは社会の教育が悪すぎるのだ。

と言うのも実はこんな経験があったからである。

転勤族だった我が家は数年置きに転宅を繰り返していた。ある街の賃貸マンションに引っ越した直後に、まだ誰にも知らせていない固定電話にかかって来た。電話に出ると「お宅に宅配便があるんですが伝票が汚れていて住所が読めないんです。番地を教えてください」と言うのである。

しかし数日たっても宅配便は来なかった。いわゆる『名簿屋』のしわざなのだ。

私が一人で在宅してトイレに入っていた時だ。玄関チャイムが鳴ったけれどすぐに応答することができないので居留守をつかうことにした。近所の町内会の人であれば出直してくれるだろうと思ってのことだ。

しばらくしてトイレから出て手を洗っているとガチャガチャと玄関ドアのカギを壊す音がした。すぐに私は「コラ!」と怒鳴った。

日本の平和は昭和で終わっている。それが外国人の犯罪なのかどうかは知らないが・・・。



病院の入院病棟で、病室のドアに名札をかけなくなった。それで土日の病院窓口には、見舞客が「○○さんの病室はどこでしょうか」といった問い合わせが列を作っている。

入院は健康保険証と同じ名前でないといけなくて、偽名は使えないからだ。私には借金の取り立てが来るかも知れない。




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