韓国のスワップ事情

韓国の経済メディア、ソウル経済は、韓国の企画財政部(財務省に相当)の関係者の話として、新たな日韓スワップが「500億ドル以上の大規模になる可能性が高い」と明らかにしたと報じた。

これが実現すれば、欧州の財政危機を背景に700億ドル(約7兆円)まで拡大した11年当時に匹敵する規模だ。

韓国が現在結んでいる最大の通貨スワップ協定は中国との540億ドル(約5兆4000億円)規模。日本は中国を牽制(けんせい)するには、同規模のスワップ協定を結ぶというのだ。

韓国は米軍の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備をめぐり中国と関係が悪化しており、日本とスワップ協定を結ぶことで、中国も対抗して韓国とのスワップ協定を延長するとの見立てもあるという。

(産経ニュースより引用)

http://www.sankei.com/world/news/160930/wor1609300021-n1.html



いつもながらの身勝手な論理であって、自分中心に世界は回っていると思っているらしい。

中国と日本を天秤にかけて急場をしのごうとしているらしいが、政治家が報道を利用して政策より先に民意を起こし、既成事実を作るというこれまでの手法と何も変わらない。

麻生財務大臣が合意したのはスワップ再開ではなく、あくまでも協議の再開だ。まだ日韓スワップは1ドルも決定していない。どうして500億ドルという具体的な数字が独り歩きするのだろう。

通貨スワップと言っても日本円ではなくアメリカドルだ。日本はたっぷりと外貨準備ができているが、韓国はドル建て貿易をしていて外貨準備が不足すると支払いができなくなる。

500億ドルと言えば約5兆円だが、それだけのウォンをもらっても紙くずのようなものだ。世界のどこもそんなゴミを引き受けてくれる国はない。

むしろ東京都はいま、お豆腐屋さんと化した森元総理とバトルを繰り広げていて、2兆とか3兆とかの話になっている。5兆も融通しても韓国人は絶対に感謝なんかしない。中国を引き合いに出すだけだ。

感謝しないとわかっている相手には5兆どころか500万円でも無駄金になるだろう。

中国と韓国が結んでいるスワップ協定は「人民元:ウォン」だ。鉄鋼在庫とレアメタル在庫で首が回らなくなっている中国の通貨を受け取っても、アメリカの利上げには何の効果も示さない。

上記の産経ニュースの記事では中韓スワップが540億ドルとなっているが、これは協定額の規模を示すものであって正確にはドルは関係ない。韓国の二国間スワップ協定は引き出し限度額が「韓国は3600億人民元に対して中国が64兆ウォン」となっている。

韓国は他にアラブ首長国連邦(ディルハム)、マレーシア(リンギット)、オーストラリア(豪ドル)、インドネシア(ルピア)と二国間スワップ協定を結んでおり、多国間スワップはチェンマイ・イニシアチブ(CMI)だけだ。

CMIの限度額は384億ドルだ。

つまり韓国経済が危機に瀕して米ドルが必要になった場合の逃げ道は日本に頼らざるを得ない状況になっていて、いつまでも「上から目線」を続けているだけの余裕はなくなっている。

ソウル経済紙が言いたい「500億ドル以上の大規模になる可能性が高い」という「可能性」とは、韓国経済の単なる願望であることを踏まえておきたい。




あ、そうそう、スマホが爆発騒ぎになったサムスンだが、今度は洗濯機が破裂するんだとさ。何ともにぎやかな会社だこと。

http://www.sankei.com/world/news/160930/wor1609300006-n1.html






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