あるシナリオ

昨年の暮れぎりぎりに日韓合意なるものが成立した。これは従軍慰安婦の被害者たちに対して医療費などの補助をおこなうために基金を設けましょうということに関連して、合意した以上は二度と蒸し返さないという約束でもあったわけ。

これは互いの利益が半々に入っているのであって、どちらか一方の利益だけがおこなわれたものではない。

その「二度と」という部分が韓国側にとっての負担であって、資金は欲しいが「二度と」は嫌だというのであれば、そもそも合意は成り立たない。

だから韓国政府としたら従軍慰安婦の件を取り上げられなくなっているのであって、勝手に騒いでいるのは民間団体だというのが苦し紛れに出て来た言葉だ。

だとすれば、それは日本国内におけるいわゆる在特会の「ヘイトスピーチ」と同じであって、民間団体が勝手にやっていることだ。

韓国政府が「挺対協」を放置するのであれば、日本政府も「在特会」を放置してどこがおかしいのだろう。

ただ、日韓両国が決定的に違っていることとは、日本政府は明確に日米同盟を謳っているのに対して、韓国政府は中国と米国を天秤にかけていることだ。

態度を明確にしていない。と言うよりも、明確にできない。

北朝鮮がどれだけ軍事技術を開発しようとも、韓国は本気で戦争再開するつもりがない。そのつもりがあるならば、あんなつぎはぎだらけの韓国軍を造るはずがないからだ。本気がないから、めちゃくちゃな軍艦や戦車や小銃を造ってしまっている。

そして「統一すれば北の核兵器は我々のものになる」と寝言のようなことを言っているが、北と南が統一されれば、100%韓国人の生活レベルは原始時代に舞い戻ることになる。

先進国を自負している現在でさえが、貯水池がゴミだらけになっているのに、そこへ北の人民が流れ込んで来たらどうなるか、猿にでもわかろうというものだ。

最近、北朝鮮のエリートたちが次々と脱北して韓国へ亡命して来ている。彼らは今の韓国人よりも優秀だ。

ちょっと考えればこれは不自然だ。わざわざ危険を冒してまで北朝鮮から逃げ出したのに、わざわざ韓国へ逃げ込むのは合点が行かない。北朝鮮の人民軍は明日にでも38度線を踏み越えようとしていることは、北の人民は知り抜いているはずであって、そんな場所を避難先に選ぶのはどう考えても不自然だ。

つまり彼ら脱北者たちが何を考えているかというとただ一つ、「北による統一」であってその際には金一族は粛清もしくは海外逃亡しているだろうことを想定しているということだ。

いずれにせよ北の主導によって統一が成されるのだから、早めに南へ入って自分の地盤を築いておこうと考えているはずだ。でなければ韓国などではなく、アメリカかどこかを亡命先に選ぶはずだ。

南北に分かれて戦争をしたベトナムはどうだったろうか。敗れた南ベトナム人は北へ行ったか? アメリカへ逃げたじゃないか。なぜ北朝鮮人だけが南へ行きたがる。不自然だ。

つまりこういうことだ。

南朝鮮(=韓国)は中国と米国を天秤にかけて、美味い汁だけを吸おうとしている。だから中国にせよ米国にせよロシアにせよ、最後の最後は南朝鮮の味方はしないという読みが成り立っている。THAADミサイル配備にしても、朴政権はいつ反故にしてもおかしくない。

しかしそうなった時でも中国が韓国を見直すかと言えばむしろ逆だ。「信用できない国」というレッテルが確定的になる。だから国際的に孤立するのは、中国よりも韓国が先だということになる。

貿易で成り立っている韓国が国際的に孤立した場合、国家として存在することはできなくなる。だから北による民族統一の方向へ進むしか道は残されていない。

そうした先読みはもはや確定要素だとした上で、朝鮮戦争を戦った米中が直接交渉に入っている。

具体的な話は次期アメリカ大統領の仕事になるだろうが、ミサイル発射や核実験を繰り返す北朝鮮や経済がガタガタになっている韓国を抜きにして、米国は中国と直接交渉に入らざるを得ない。プーチンを横目でにらみつつ。

だから安倍外交はロシアとの直接交渉に入っている。クリントンになろうがトランプになろうが、プーチンと互角に渡り合える器でないことは確かで、安倍政権は自分の足で立ち上がるしかないと踏んでいる。

そして、仮に北朝鮮体制が正恩を追放もしくは粛清したとすると中国がかくまっている正男を担ぎ出すはずだ。朝鮮民族の統一は正男を頂点とする国家になり、しかも核放棄という手段で米国との関係を改善することになるだろう。北朝鮮の労働党は解体され、中国の影響下になる共産党になるかも知れない。

現にアメリカと中国は国交を結んでいるではないか、朝鮮が共産党独裁になったところでアメリカと絶縁すると決めつけるのは無理がある。

これらのシナリオはアメリカと中国との間で交わされていることかも知れない。

では、日韓(日朝?)関係はどのようにして回復させるだろう。日韓基本条約の再締結だ。日本にとって現在の韓国は何も価値がない存在だが、南北が統一されればまだ開発されていない北の地下資源が日本の魅力に替わる。絶対に国交断絶することはない。

断絶すれば北の地下資源はロシアか中国が手を出して来る。日清・日露戦争の二の舞だ。

むしろ再生朝鮮と日本が結びつくことによってロシアとの足掛かりができる。それは一重に中国包囲網の一歩前進でもあるわけだ。

南朝鮮(=韓国)の怠け者たちは、脱北者らによって押しのけられるだろう。歴史は繰り返す。日本への不法移民となるだろう。

日本はそのことに目を光らせておかなければならない。在日韓国人に籍を移した人々は、朝鮮籍に戻るのだろうか。




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