公衆電話事情

びっくりした。行き付けの病院のロビーにあった公衆電話が消えていた。近隣のタクシー会社の番号などが貼ってあったボードも始末されていた。

私はGPSの位置情報などで第三者に行動を把握されるのが嫌で、スマホやケータイを故意に持たない。

会社務めしていた頃にはポケベルやケータイを持たされた。ポケベルに応答しないと始末書が待っている。あの犬の首輪のような『囲われ感』は死ぬまで忘れない。

『日本の従来の一般用公衆電話は1984年度の93万5000回線をピークに91年度以降減り続けてきた。昨年度は17万1000回線で、ピーク時の20%以下に減少。今年度も撤去が相次ぎ16万3000回線に減少する見通しだという。』(レコチャより引用)

そう言えば、先日近くの市役所の支所に出向いたのだが、ここもまたロビーの電話機がなくなっていた。近くの窓口で尋ねたら『外の路上に電話ボックスがあるので、そちらをご利用ください』との返事が返って来た。

あのね、ここは公共サービスの施設であって緊急時には不特定多数の住民が集まる場所。そこの公衆電話をなくして『路上に出ろ』と言うつもりか。自分の立ち位置が理解できていない。

病院の話に戻そう。

『終わったよ』と連絡を入れたら女房どのがクルマで迎えに来ることになっていた。しかし私は携帯電話を持っていない。そこで、処方箋をもらって道向かいの調剤薬局に行って、そこの公衆電話から連絡すれば良いと思っていた。ところがその薬局には元々公衆電話がなかったらしい。

困った顔をしていると『この電話を使ってください、通話料は必要ありませんから』と親切に社用のコードレスホンを貸してもらった。私はひどく恐縮して好意に甘えたのだったが、後になって考えてみればどうも釈然としない。こっちは財布の中にちゃんとテレホンカードを用意しているのである。これはNTTに前払いした格好になっている債権だ。単に10円玉で電話をかけようとしているのではない。カードを持っている以上は権利があるわけだ。

私の女房どのの実家は山の中なので携帯電話の会社によったら電波がつながらないことがある。Sのイニシャルが付く会社がいちばんつながらない。だから当然一般回線ばかりなのだが、病院やバスセンターなども緑色の公衆電話があるのが当たり前になっている。

どうして人口が多い都市部の公衆電話が撤去されるのだろう。大災害とか発生して、公共施設に人々が殺到したらどうするんだろう。

テレホンカードをNTTが買い取ってくれたらそれで良いという問題ではない。

いっそS社に買収された旧日本テレコム(鉄道電話)を活用した公共サービスを開始したらどうだろう。NTTのカードなど惜しくはないのだが。



災害列島に暮らす国民は、少しは考えた方が良い。スマホでポケモンやってると、すぐにバッテリーが消耗すると言う。







スポンサーサイト
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR