中国産チキンナゲット

ファミリーマートとマクドナルドが、中国産のチキンナゲットの影響を受けて大きく信用を下げてしまったようです。
とんでもない材料が使われていたのですから、両社の管理機能は何も働いていなかったことを白状したも同然なのです。
私は個人的にナゲットという食品が好きではないので、どこの商品であっても食べたことがありません。
(フライドチキンは食べますが)

試しにYouTubeで「ナゲット」というキーワードで検索すると、「チキンナゲットは何からできているの?」という動画が見つかります。アメリカの報道番組のスタジオ映像です。
これは2010年にアップされたものですので、ずいぶん前に私も見ました。
ぐねぐねと大蛇がとぐろを巻いたような絵柄でしかも毒々しいピンク色。
そこにはどろどろに分離された肉だけではなく、それまで廃棄されていた内臓や腱や目玉などが入れられていて、しかもバクテリアを処理するためにアンモニアが使われていると暴露しています。

この動画の途中でこのような司会者の言葉が入ります。
「米国食品医薬品局が機械的に分離された肉を使った全ての商品は、原材料の所に表示するように今では要求している」と。
「だからこういうものを食べたくなければ、商品の原材料のリストを見て、機械的に分離された鶏肉や豚肉などが入っていないか確かめろ」と。
そこで共演者がこう言います。
「公平になるように言うけど、マクドナルドは本当に機械的に分離された肉は使っていないと言っているよ」
司会者が重ねる。
「昔は使っていたの。でも今は全部白いチキンを使っているって。マクドナルドのチキンナゲットって美味しいでしょ? だから本当に彼らが入れていなかったら良いんだけど」

つまりこのアメリカの番組ではマクドナルドはチキンナゲットそのものを製造していると思い込んでいたようです。
その上でマクドナルドは不正なことはしていないと擁護しているんですね。

さて、今回中国のテレビ局がスクープした上海福喜食品公司が組織的な材料違反をしていて、使用期限を大きく超えた腐りかけの肉や鶏皮などを混ぜ込んでいたという映像に、手袋をしていない作業員が手掴みでナゲットを並べ、汚れた手を着ている作業服で拭いているシーンなどがセンセーショナルでした。
この会社の幹部は組織ぐるみで不正をおこなっていた疑いがあるとして上海当局に逮捕され5000箱以上の加工品に問題があるとして関連商品100トンが押収されたとか。
これを受けてファミマの中山社長は次のように発言。
「中国で信頼できる別の業者を探し、今後も中国産ナゲットを使い続ける」
これは社長の独断ではなく、同社広報部も同じ内容のコメントを出しました。
これに対し、ネットでは反発の声が大合唱になっていて、腐った食材を食わせやがったことに怒っているのではなく、今後も中国製食品を使い続けるという開き直りに対する批判が出ているわけです。
コメントの中には「だってファミマと言えば伊藤忠商事がらみなんだから、中国から手を引くわけには行かないんだろう」といった醒めた見方も出ているようです。

ところで一方のマクドナルドはどうなるんでしょう。
アメリカ本国のCEOドン・トンプソン氏は「騙された!」と怒り心頭に達しているようですが、いかんせん2010年にアメリカの放送局から指摘されていたナゲットの製造方法の疑惑。
せっかく司会者から擁護してもらっておきながら、やっぱり中国の業者に発注していたのですからもう逃げ道は残っていないでしょう。
そもそも中国の食品は繰り返し繰り返し不祥事を発生させているわけであって、企業の存続を危ぶませるような発注の仕方は経営者としたら失格のはずです。
赤ん坊用の粉ミルクから危険物質が検出され、幼児用の玩具から鉛塗料が検出され、鶏肉を使ったペット用ジャーキーが数千頭のペット犬を殺し、下水から回収した油が食用油として流通するような国に、世界企業であるマックが発注していたなどということは、消費者が許すはずがありません。
日本マクドナルドは「一部店舗でチキンマックナゲットの販売を休止した」と発表しましたが、ということはまだ販売している店舗があるということを暗に言っていることになります。
買う人がいるのでしょうか。(7月26日時点で、全店からチキン商品が「売り切れ」の表示で販売を停止)
食べたい人がいたとしても、それはマック以外の製品を買い求めるはず。早い話がケンタッキー。
しかしケンタッキーのナゲットさえも中国製だったりするとファストフード業界に津波が押し寄せるかも知れません。

つまりファミマにしろマックにしろ、地に足が付いていないようにしか見えません。
ピッチャーの軸足はキャッチャーに向いているものなんですが、この両社(本当は伊藤忠商事も加えた3社)の経営陣は軸足を消費者の方に向けていないということが図らずも明らかになってしまったわけです。
失敗の原因は上海福喜食品を選んだことではなく、中国食品の恐ろしさが基本的に理解できていなかったというところにあるようです。
だとすれば、ファミマの中山社長が言う「中国で信頼できる別の業者を探」したところで、日本の消費者は振り返ってくれるはずがありません。
ファミマは韓国からバカにされ、中国からは騙されて、本当に経営力がない会社なんだとつくづく思います。

ダメだこりゃ。(いかりやちょうすけ)



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