日本の素顔

私は基本的に、東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故の原因は欠陥設計と施工時の配管ミスだと考えている。つまりなにがしかの要因があれば事故を起こす施設だったということであり、その誘因を地震が作ったということだ。

仮に地震が起こらなかったとしても、他の要因で爆発事故が起きた可能性はあるわけであって、「福島事故を受けて最新型の原発まで停めよ」と主張するのはいささか行き過ぎだと考えている。

ただ、私には旧型と新型とで「設計・施工のミス」が有るのか無いのかわからない。だから地元の人々が原発再稼働に反対する気持ちは理解できる。

つまり原発政策と言うのは非常に高度な情報規制の元に、きわめて「隠された」政策だったわけだ。そこには安全性とは別に、政官学界の莫大な利権が渦巻いていた。

「安全性が確認された」という理由だけで薩摩川内市の九州電力川内原子力発電所は再稼働を果たしたのだが、子供の夏休みの宿題であるドリルの1ページに合格したに過ぎない。

建築学的には合格しても、それが地質学的や火山学的や公衆衛生学的や教育学的や、およそいろんなドリルのページがある中の1枚に過ぎないのである。

「だから安全なのか危険なのか」と言うと、その解答は「まだ出ていない」と言わざるを得なくて、安全だとも危険だとも言うことができない。

必要のあるなしと安全のあるなしは別の話だ。ただ、そこに「交付金」という怪しげなものがある。

北海道の交付金と沖縄への交付金が200倍もの違いがある。3000億円だよ、沖縄には毎年「国立競技場」が造られているようなものだ。

そんな如何わしい政治を許している日本は、次に愛媛の伊方原発の再稼働を許した。

熊本城の石垣を崩したほどの地震を経験した日本は「中央構造線だいじょうぶか?」という不安を抱いた。熊本と大分と、その延長上に愛媛県の伊方原発がある。

九州電力の本社が福岡にあるのは周知の事実だが、福岡を選挙区とするのが麻生太郎であり、麻生の選挙後援の筆頭が九州電力であることもまた周知の事実だ。

そして、再稼働に動いた伊方原発がある愛媛県松山とは塩崎厚労大臣の地元なんだよね。当然、塩崎の後援に四国電力があったとしても不思議ではない。

そして、伊方原発の沖合に海底断層があるとされている対岸で、中国電力の上関原発建設計画が進行中だ。ここは山口県だから、どの政治家の地元なのかは誰でも知っている。




こうやって政治家の地盤固めに電力業界との協力関係が成立していたとすれば、それは「安全性」とか「住民保護」とかいったページではない部分で原発政策が進められている。

私は「反原発」ではない。危険性を正しく把握していないからだ。しかし、だからと言って「賛成派」かと言えばそれもちがう。安全性が正しく発表されていないからだ。

「電力の安定供給」が産業の維持を担うということは理解できるのだが、麻生と塩崎の地盤で好き勝手されているような気がしてならない。




特攻に散った英霊たちが残した国をこんな風にして良いのだろうか。






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