献 花

アメリカのケリー国務長官が先進7カ国外相会合ののち、4月11日に広島の平和公園を訪れ献花した。

これに対して「次はオバマだ」という声もあがっているようだが、核兵器のことと政治的パフォーマンスを混同してはいけないし、ケリー氏もまた謝罪をしたわけではない。

毎年8月には原水協(共産党系)と原水禁(旧社会党および連合)がそれぞれ反核運動を広島と長崎で展開しているが、ヒロシマ・ナガサキが言い続けていることは「反戦」ではない。あくまでも「核兵器の本当の威力を知っていますか?」という問いかけなのだ。

「戦争反対」を叫ぶのであれば、何もヒロシマ・ナガサキでなくとも世界中で声が上がるだろう。「戦争賛成」を企む連中は黙っている。

ヒロシマ・ナガサキが言っていることは原水協や原水禁などの政治的利用なのではなく、「正しく理解してほしい」ということであり「我々しかそれを言うことができない」からなのだ。

「謝れ」なんて一言も言ってない。

それを「核=戦争」ととらえるから、中国人観光客が、原爆資料館の出口で「南京大虐殺の加害者のクセに」という捨て台詞を残してゆく。

「戦争は戦争、核は核」ととらえねばならない。

ヒロシマ・ナガサキが「核廃絶」を言っている相手は核保有国であり全世界だ。

戦争当事国だけに言っているわけではない。

「あなた方、知らないでしょう? だから教えてあげますよ」と言っている。

中国などは知らないからこそウイグルで地表での核実験を繰り返した。無知の成せる技なのだ。

だからケリーさんが「教えてちょ」と言ったわけ。

もっと言えば、原爆を投下したアメリカは、投下後のあらゆる資料を持ち帰った。それはその後の核開発に様々に活用された。だから世界でいちばん資料を持っているのはアメリカだ。

しかし調査隊を働かせるだけで政府高官は誰一人現場の土を踏んだことがなかった。

ケリーやオバマに謝られても何の意味もない。

「広く世界に公開している資料館に、あなた方もいらっしゃい」と言っているだけなのだ。

「知ると知らないでは大違い」という言葉がある。




ケリー国務長官の献花に対して不快感を表明したのが中国だった。

立場上韓国は黙っている。日米がこれまでなかったような接近を示しているのに対して韓国としても愉快ではないだろうが、二日後の総選挙を控えた韓国では下手な政府見解が出せなかったようだ。

こうした中国と韓国の思惑は、そのまま共産党と社民党・民進党の両左翼団体と価値観を共有している。

だから原爆と絡めて「反戦」を叫ぶ人々の裏の顔には「反日」が隠れている。

表立って「反日」が言えないからこそ「反戦」という隠れ蓑をかぶって「核=戦争」という妄想を民衆に押し付けているわけだ。それにまんまと騙されているのが、ラップをうたうSEALDsだ。




長崎出身だからこそよく知っている。

「戦争反対」が言いたいのであれば、何もヒロシマ・ナガサキで主張する必要はないのだ。ベトナムのホーチミンでも、イラクのバグダッドでも権利はある。しかし核兵器廃絶はこの2都市でなければならない理由がある。

そこにアメリカ高官が足を運んだということに意味があって、いちいち中国が口を出すべき問題ではない。

繰り返す。

「謝る」とか「謝らない」とかの低次元の話ではないということ。世界は過去に向き合っているのではなく、過去に学びつつ未来へ足を向けてる。

特に中高生の人たちには、よく理解してもらいたい。

あなたがた世代の世の中は、いま造られているのです。




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