選挙の憂鬱

いわゆる『号泣会見』をやったのは兵庫県議の野々村さんだった。

あれは面白すぎるとしてネット動画が世界中に流された。

東京都議会本会議の席上でみんなの党の塩村文夏議員に対し「自分が早く結婚したらいいじゃないか」というヤジが飛んだことに対して、政府閣僚の間からも「不愉快だ」として社会的に大問題となり海外のニュースでも取り上げられた。

この問題の拡大に驚いた自民党東京都議連政調会長代行の鈴木章浩は、初期段階でヤジ発言を否定し「私ではない」「寝耳に水だ」と逃げ回っていたが、ついに白旗を上げて塩村議員に頭を下げた。

一方滋賀県でも次元の低い出来事が起きた。

当選6期目のベテラン県議が吉田清一氏(68)だが、自民党県議団の代表を務めている顔役だ。

この県議、今年春のセンバツ高校野球滋賀県代表に選ばれた滋賀学園野球部のメンバーが県庁で激励(つよく励ます)会に出席した帰路、県庁の駐車場に待機していたバスが生徒たちを乗せるために駐車禁止場所である県庁横に移動して「停車」した。

ここのところをはっきりと理解しておかなければならない。駐車と乗降のための停車とは意味が違うのだ。

そこへ通りかかった吉田議員が「なんちゅうとこ停めとんねん、1回戦負けしろ」と怒鳴ったというのである。

これが今年3月の16日。

ところがこの横暴な「怒鳴り散らし」が問題として取り上げられると、吉田氏は「急きょ」というかたちで釈明会見を開いたのが同月31日。どこが「急きょ」なのだろう。

釈明会見は1時間半に及んだそうだが、吉田氏の主張は一貫して自己弁護であって謝罪の態度は示しておらず、「あの会見から吉田氏に抱くイメージは、傲慢でいわゆる昔風の政治家。自分を正当化したいという意図だけが伝わり、事態を収拾しようという姿勢がみられない。とてもじゃないが、一般的な理解は得られないだろう」(人事コンサルタント:増沢隆太氏)との批判も上がっている。

つまり日本の内閣や議員は世代交代が進んで来ているが、まだまだ地方議会には老害やへんちくりんな愚か者が多数巣くっている状態にあることが良くわかる。

兵庫県の場合は維新の名を利用した愚か者だったが、その他の場合は自民党に多く見られる傾向が強い。

地元の商工会や青年会などの利権と長年密接につながり過ぎたのが自民党の長期政権の結果だった。それが自民党都府県連の力を積み上げらせる結果となって、地方議会に変なのが出て来ても誰も何も言わない風潮が構築された。

兵庫県、滋賀県、東京都などはほんの氷山の一角だろう。県議会どころか県知事本人が狂っているとしか思えないところはあちこちにある。

なぜあのような議員だったり知事だったりするのかと言うと、地方議会は地元住民の利害に密接につながっていて、それだけに人物評価よりも利害で議員を選んでしまう傾向が強い。

市や県の催しにヤクザの歩き方で土建屋のオヤジが背広を着たような人物が顔を出すが、あんなのをどうして選ぶのかと考えても結局は「メシが食える」からだ。

いわゆる「水清ければ魚棲まず」というご都合主義が有権者の側に染み込んでいる。不況が長引けば長引くほど民衆は飼いならされてゆく。

それが発展すると福井の原発に滋賀が口を出すようなことになってゆく。




大体ね、各自治体の知事ってのは霞が関出身の官僚経験者が多いんだよね、経産省とか財務省とか。

ところが市議が目指すのは県議であり、県議が目指すものは知事をすっ飛ばして国会議員なんだよな。知事のイスには天下って来るのがいるから。

だからロクでもない地方議会の議員が、やがて国会議員バッジを付けることになるんだ。なんちゃらチルドレン、かんちゃらチルドレン、考えただけでゾっとする。

何が言いたいかってぇと、7月の選挙が参院選なのか衆参同時なのかはともかく、小選挙区には白と黒しか選択肢がない。この場合、選びたい白がなかったらどうするのかという悩ましい問題があるわけ。

あいつにだけは入れたくないという「トンデモ議員」ってのがどこにでもいる。

ところが黒を選べるかと言うと、SEALDsを味方するような論理破たんしてる側だから、どっちにも入れられない。

かといって棄権してしまえば投票率が下がる。

白紙投票するしか道はない。

でもコレって、自民党の候補者があまりにも出来が悪いからに他なくて、土建屋の儲けのために政治家をやってるようなゴミを選んでも仕方がない。

投票権はないけれど、あっちの県に住んでれば喜んであの候補に入れるんだけど、こっちの選挙区はダメな候補しか出ていない。そんな地方は少なくないと思う。

国民の将来のために憲法改正を論議する、ってのは確かに意味があるんだけど、それだけのためにここの選挙区のゴミを選ばされるのは迷惑だ。

これが多くの有権者の本音ではないだろうか。






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