詐欺的商法がまかり通る日本

テレビショッピングでおなじみの「J」。

長崎の従兄弟の知り合いの息子さんが、この会社の本社に勤めていたそうな。

過去形で言うのはすでに退社したから。

会社の経常利益もうなぎ上りで、株主配当も良かったらしいが、どうして退社したかというと「良心の呵責に耐えかねて」だとか。

どうしてと従兄弟が聞いたところ、こういう答えが返って来たらしい。

あの会社が扱う商品は価格が安いことで有名だが、実はそのぶんメーカーに相当無理を言っているらしい。

そりゃそうだろうと言うと「とんでもない」との返事が返って来たとか。

ダンピングを要求されたメーカーは「J規格」というものをわざわざ作って、徹底的に製造原価を絞るとともに低スペックの商品しか出さないのだとか。つまり歩留まりに落ちる寸前のようなのが「J」に流れるのだとか。

「J」は「それでも良いよ」と言ってるらしい。

つまり消費者を完全に欺いているわけだ。

メーカーとしても小売業界が不振なので在庫がはけることは歓迎なのだが、コスト度外視の商談には「はいそうですか」と簡単に応じるわけには行かない。

互いに足元の読み合いなわけだ。

例えば小型のビデオ・カメラとかがあったとして、予備バッテリーや外部メモリーなどの周辺機器を「あれも付けます、これも付けます」とやっているが、これらもまたそれぞれのメーカーを悩ませた結果であって、それらのほとんどが中国や韓国の工場で作られたもの。

だからいつ壊れてもおかしくない製品ばかりで構成された安物の組み合わせということらしい。

秋葉原とかではこういう商品のことを「ジャンク品」と呼んでいる。

息子が「J」に就職したということで、祝儀代わりに親戚がいっぱい注文してくれたらしいがすぐに壊れても不満を言うのははばかられる。

返品交渉をしてもサービスセンターの小娘はのらりくらりと話をはぐらかす。

その結果、結婚式や法事などで親戚同士顔を会せる機会があっても、それとなく背中を向けられるのだと言う。

田舎だけに居づらくなって来る。

不思議がっていたら、会社の先輩が「そんなことも知らなかったのか」と言って内情をこっそり教えてくれたのだそうだ。

「それが会社の方針だからさ」

「あの会社にいたら、人間関係を壊す一方だ」そう言って退社を決意したのだとか。




このようなこと、実は今の日本では「J」に限らずあちこちで起きていることだと想像する。

経営者としてのプライドは、どぶに捨てられたのかも知れない。

さぁ、生き残るのはどの企業だろう。






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