不都合な真実

青山さんの主張であるメタン・ハイドレートの有用性は、確かに既得権益の打破という意味では注目に値する。

安全保障とは3つあって、一つは軍事、一つは食糧、そしてもう一つがエネルギー。

3つあると言うよりも、3つしかないと言った方が正しい。

つまり他国を支配しようと考えた場合には、この3つのうちのどれか1つをふさぐだけで事足りることになる。

事実、日本が太平洋戦争に突入したのはエネルギーの封鎖によるものだった。

アメリカは太平洋を横断して戦艦や空母を派遣したわけではなかった。中国に手を延ばしていた日本に「そんなことをやってると、フィリピンやインドネシアの地下資源を止めちゃうよ」と言っただけの話だ。

つまり他国を支配しようとすれば軍隊を送るだけではなく、食料封鎖をやったりエネルギー封鎖をすれば良いことになる。

それが安全保障となる。

だから戦後の日本は軍事面では日米安保条約を結んでいるし、食料は貿易による外貨で買って来ることができているが、エネルギーだけは常に購入者という立場であり続けなければならない。

それが石油であったり天然ガスであったりウランだったりするわけだ。

資源エネルギー庁を擁する経済産業省の本質はそこにある。

日本は資源を開発してはならないのだ。それが敗戦国としての宿命である。

食糧にしてもウルグアイ・ラウンドでカロリー自給率を下げられた。3つの内の2つで絞首刑のロープを首にかけられている状態だ。

「お前を殺すのは簡単なんだよ」と言われている。




ところが、そうしたオイル・メジャーなどの利権に反して、日本の技術者はレア・メタルだとかメタン・ハイドレートとかクロレラとかを開発して来た。

ここでアメリカなどのデマゴークが効いて来ることになる。

地球は温暖化しているという出まかせであり、その犯人が二酸化炭素だとするウソである。

地球の気候が寒暖差や降雨量の差を大きくしていることは事実だが温暖化しているというデータは得られていない。

むしろ寒氷期に入っているのではないかという学者も出て来ている。

太陽活動の低下によって黒点が少なくなり、その結果太陽風が弱くなる。すると地球に降り注ぐ宇宙線が増えて雲の発生を促す。つまり日照不足だ。

さらに二酸化炭素が温暖化の犯人だとするアル・ゴアの「不都合な真実」は、開発途上国の石油消費を邪魔して発展を阻害しようという企みだという意見がある。地球上で生産されるカロリーをアフリカや南米に渡しては欧米が生きて行けなくなるからだ。

利害がからんだ話だから真実がどこにあるのかはまだはっきりしないが、二酸化炭素の増加が地球温暖化を招いたという説はどうやら間違いだという報告がなされた。

何らかの原因による温暖化が二酸化炭素の増加をもたらしたという研究結果が正しいようだ。

さて、そうなると青山氏が言っている「メタンガスは二酸化炭素の20倍の温暖化効果を持っていて、それを燃やして二酸化炭素に置き換えた方が温暖化を遅らせるではないか」という説は成り立たなくなってしまう。

そもそも二酸化炭素が悪者ではないからだ。

そしてメタンハイドレートは人類が文明を持つ以前から海底で作られていたものであって、その天然ガスは海水に溶け出して空気中に放散されていると青山氏は語った。

だとすれば、今さら地球が温暖化する理由が見当たらない。

どこか変な話なのだ。

ただ、日本の役人がメタン(天然)ガスを自己開発することに積極的ではないことははっきりしている。

渋谷のスパ施設を吹き飛ばした関東ガス田はどこへ行ったのか。





日本は一度だけ戦争に負けた。

アメリカもベトナムで建国以来初めての敗北を喫した。

日本が敗戦国であり続けなければならないのであれば、それはアメリカも同じなのだ。

「何かおかしいぞ」という疑問を見過ごしてはいけない。




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