パンドラの箱

最近になって大東亜戦争への自己評価が急激に変化してきているように思えてならない。

インドネシアがオランダの植民地政策から抜け出すことができたのは日本軍のお蔭だったとか、フィリピンはアメリカ軍の爆撃で被害者を出したとか、あるいはインドがイギリスの支配から脱したのは日本の影響があったからだとか。

とにかく白人社会から良いように虐げられていたアジアを開放したのは、大日本帝国の業績だったとする評価が上がって来ているわけ。

ルバング島から帰還したのは小野田さんだったが、ハリマオともマレーの虎とも呼ばれた人物を彷彿させた。

ラストサムライという人がいたとすれば、それは小野田さんなのかも知れない。

このことは歴史の事実としてはこれまでも語られて来たことなんだが、教育現場においては故意に避けて来た部分だったわけで、それをして「左翼思想」だ何だと言う前にGHQによる「日本人改造」計画がそれだけ徹底されていたということ。

だから「左翼思想」ではないのだから、その逆転とする「右翼思想」があるはずもない。

故意に捻じ曲げられていたものが正常に戻っただけのこと。それをもって右だ左だと非難し合っても何も生み出されない。

少し前までの日本では「右翼」と言えば街宣車で大音量の軍歌を流す嫌われ者だった。「右翼と暴力団は見分けがつかない」とまで言われていた。

それが「在特会」をきっかけにして、世の中が大きく変化した。

「正しいことを主張するぞ」という団体を「右翼だ」と批判するカウンターが「左翼だ」と非難された、しばき隊とか呼ばれて。

その裏には偏った民放の番組作りであるとか、靖国神社への参拝を非難する外国とかの存在があって日本人にストレスを与えていた要素もある。





ではなぜそのような「正常化」の流れが生まれたかと言うと、そこにネット社会の到来という重要な要素がある気がする。

ヘイトスピーチと定義づけされる行為などは、ほとんどテレビには流れない。インターネットやフェイスブックでなければ。

そして、これまではパソコンを使った一部のオタクたちの世界だったものが、スマートホンの普及によって誰もがネットにアクセスする時代に入ってしまった。

これまでは、知識を取り入れようとすると教科書ならびに書籍や新聞、テレビ、週刊誌などといったメディアに頼るしか方法がなかった。

だから作為的に民意を誘導してやろうと誰かが考えたならばそれらのポイントを押さえるだけで済んでいた。

なぜ一部の者が故意に捻じ曲げる必要があったのかと考えれば、そこに「生存のための利害」があったからだと思う。あるいは「侵略のための手段」。

だから「反日日本人」というものは「左翼」なのではなく、ある一定の目的(陰謀)があってその手段として日本の近代史を故意に貶めていたわけだ。

まぁ「それを左翼と言うんじゃないか」と言われればそうなのかも知れないが、少なくともその流れに竿差す言動を「右翼」と呼ぶだけの必要性は感じない。

「ウソか本当か」があるだけのような気がする。





例えばベトナム戦争を例にとってみよう。

ベトナムだけではなくカンボジアにまで爆撃機を飛ばしたアメリカがいかに悪辣なことを平気でやったか。

北ベトナムに対して枯葉剤攻撃をやって、人間を人間とも思わない行為に出たアメリカ。

かの国は第二次世界大戦でヒロシマ・ナガサキに原爆を投下し、ベトナムにダイオキシンを撒き、イラクで劣化ウラン弾を使った。

すべて次世代に及ぶほどの遺伝子被害をもたらす兵器ばかりだ。

そのような人種差別の塊りのような国(アメリカ)が占領政策として日本に与えたのが「自虐史観」だった。

正しい政策を執った国がダイオキシン攻撃や劣化ウラン弾を使うだろうか。ちょっと考えればわかりそうなものだ。

ベトナムのジャングルを焼き払うために使用されたのがナパーム弾だったけれど、あれは東京大空襲などで日本の木造家屋を焼くために開発された焼夷弾の発展形だからね。

ヨーロッパ戦線のドレスデン空襲の際は石造り建築だったから榴弾が効果的だったけれど、日本人を殺すには焼いてしまえという発想だ。

これがそのままベトナム人を焼いた。

黒人奴隷を使った歴史が古い白人社会では、有色人を殺すことに何らためらいがない。

その延長上に「東京裁判」があるわけだ。

日教組の皆さんは「東京裁判」をどのように教えているだろう。




アメリカだけを責めているのではない。そうした「捻じ曲げた観念」をさも正しいことのように扱う教育やメディアがあつかましいと言っているだけだ。

だとすれば、これまでの常識をどこまで疑ってかかれば良いだろうという戸惑いが生じてしまう。

「新聞や教科書を手放しで信じることはできないぞ」と気付いた民衆がネット社会を歓迎したのはわかるとして、逆に「とんでも陰謀論」までがあふれ出るパンドラの箱状態になっている。

「マーガリンは体に悪い」「アフリカで子供に打つワクチンは汚染されている」「東日本大震災は人工地震だった」「遺伝子組み換え食品は自然を破壊する」「ニュー・ワールド・オーダーの陰謀」玉石混交とはこのことで、どこまで本気にすれば良いのかわからない。

ただしこれまでの騙され続けた近代史が良かったかと言えば、そうではない。

だからネット社会にあふれている様々な情報を取捨選択しなければこれからの世の中は生きて行けない。

おそらく、これまで民衆を騙して来た勢力もネット社会に割り込んで来るだろう。そして故意に誤った情報を送りつけて来るかも知れない。

どこかの新聞がねつ造記事を載せたりしたのと同じ手口を、今度はネットでやらかす危険性は大いにあるだろう。

戦後70年をかけてここまで日本の民意を有利に誘導して来た頭の良い勢力は、ネット社会の到来くらいで白旗を揚げるはずがない。

一部の新聞や民放などは瀕死の重傷に陥っているが、枝葉のこととして本流とはとらえない方が良いかも知れない。

そして YouTube の動画に「良いね」が多く集まっているからと言って、はたしてそれが真実なのかは別のことだとする認識が必要になって来るかも知れない。




パンドラの箱は開かれた。

エジプトのようなことにはなりたくない。






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