除名されし者

LITERAというサイトがある。「政治・政治家に関する話題・・・・本と雑誌のニュースサイト/リテラ」と称しているが、本当のところこれが何者なのかはわからない。

その2015.12.20の記事に、拉致被害者家族連絡会の元副代表だった蓮池透氏が講談社から出版した著書を肯定的に紹介している。題名は「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」非常にセンセーショナルであり「売らんかな」感が満載だ。

悪意がある受け取りをするならば、出版業界の売り上げが落ちていることへの「焦り」を感じてしまう。

記事は著書の要約を紹介している。

小泉政権当時、北朝鮮が拉致していた被害者を「一時帰国」させたが、それを北へ帰さないように働いたのは安倍ではなく自分だ、と言っている。

拉致被害者の蓮池薫氏は彼の弟だからだ。

安倍首相が言っていることは「デタラメだ」と主張しているが著作物なので引用はできない。

ただ、出版物を紹介する立場にあるこのサイトの言葉選びが少々変だ。完全に著書の主張を肯定したうえで「透氏が憤慨するのは当然の話だ」としている。

これは蓮池透氏の意見ではなく、完全にリテラの主張になっている。

さまざまな出版物を紹介する場合、右の物も左の物も中道の物もあるだろう。それらを淡々と紹介すればそれで良さそうなものだが、このリテラは違う。読んでいて非常な違和感を覚えるのだ。

蓮池透氏の主張がどうのこうのではない。リテラの魂胆がわからないのだ。

はっきり言って、蓮池氏が言っていることの真偽はわからない。

と言うか、どこまで行っても結論が出ない話を意味もなく掘り下げようとしているだけのように思えて仕方がない。やはり「売らんかな」の要素を強く感じる。

そして、そんなに大事なことであれば、どうして当時主張しなかったのかという疑問が当然出て来る。

長年副代表を務めて来た立場にある人物であって、沈黙を守って来た理由が見つからない。

私はこのブログで何度となく申し上げて来た。「相手は切羽詰まっているから、どんな手を使って来るかわからない」と。

この出版物の中身はどうでも良い。「なぜこのタイミングなのか」「なぜ今まで黙っていたのか」ということだ。

安保関連法案が通ったからでしょ?

南朝鮮の反日運動が仕上げ段階に来たからでしょ?

そして北朝鮮系の在日が、マイナンバー制度で身動きが取れなくなって来たからでしょ? 不動産取引も銀行口座も在留許可さえも凍結されてしまう。

このリテラというサイトが、この出版物の主張を100%肯定しているのもそういうことでしょ?




そもそも拉致問題が表面化したのは1996年から1997年にかけて、朝日放送の石高健次氏が本を出したり元北朝鮮工作員だった安明進(アン・ミョンジン)の証言が発端だったが、実はその前に水面下で動きが出ていた。

大韓航空機爆破事件が起きたのが1987年だった。逮捕された金賢姫の日本語教師を務めた女性が李恩恵とされ、行方不明になっていた田口八重子である可能性が指摘された。

そこで参議院予算委員会において日本共産党の橋本議員が拉致事件について質問し、答弁に立った当時の国家公安委員長である梶山静六が北朝鮮の疑いが濃厚だと発言。

拉致被害者の家族である石岡・有本両家は、北朝鮮とのつながりを持つ日本社会党に助けを求めるが「国交がないので口外しないように」と門前払いを受ける。

そこで有本の両親は上京して参議院会館の安倍晋太郎(自民党幹事長)を訪ねたのが1988年9月。晋太郎は当時秘書だった次男の晋三にこれを託すことになる。

晋太郎はその後癌を発症し、入退院を繰り返したが1991年5月に他界した。

後継者となった晋三は父の地盤を受け継ぎ1993年の衆議院選挙に当選し国会議員となる。

つまり安倍晋三にとってこの拉致問題とはバッジを付ける前からのライフワークだったわけだ。それは亡き父への鎮魂でもあるだろう。

当問題が表面化したのは1996年から1997年にかけてだったと申し上げた。

しかし安倍晋三がこの問題に関わっていたのはこれより8年も前からだったのである。



1997年3月。「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」が結成される。

同年4月には「北朝鮮拉致疑惑日本人救済議員連盟」が超党派で設立され、自民党の中川衆議院議員が会長となって「拉致問題が解決するまでは北朝鮮への食糧支援をおこなわない」と強行路線を主張する。

しかし中川は同年11月の平壌訪問後に態度を一変させ、拉致議連の会長のまま日朝友好議員連盟の会長に就任するなど不可解な行動をとっている。

こうした「てのひら返し」は国会議員だけではなく、拉致家族会の蓮池透氏にも見られる。

当初は北朝鮮への経済制裁を強く主張していたが、2003年ころから柔軟路線に変化している。(Wikipediaより)

岩波書店が出している総合雑誌「世界」の2008年7月号において透氏はこう発言している。

「圧力だけでは拉致問題の解決は不可能であり、対話を併用すべき」

「日本は植民地時代のことなど、歴史教育がよくされていない」

「過去の清算をきちんとして朝鮮のほうが納得するようにやったらどうか」

いったい誰の主張なのかと疑いたくなる。

そしてまた「世界」という雑誌が疑わしい。

韓国在住を装った匿名筆者による「韓国からの通信」という記事を連載していたが、これは東京女子大教授の池明観が自分だったと公表した。

そしてその内容は金日成の宣伝と韓国(南朝鮮)の圧政への批判だった。

食糧支援の打ち切りとか経済制裁の危機感から、朝鮮総連が相当に活動したであろうことは容易に想像が付く。

そして2010年3月、家族会は蓮池透氏の除名を決議。その翌年に東日本大震災が発生し、福島第一原発が爆発する。

蓮池氏は、東電技術者として3・4号機の保守を担当していたことを明かし、「工学的には絶対に起こり得ないことだ」「安全性には絶対の自信があった」と語っている。




ここで蓮池氏の人と成りをいろいろ言っても始まらない。

ただ、必死で制裁を回避しようとする北朝鮮と朝鮮総連の「もがき」は想像できるし、「リテラ」および「世界」の立ち位置も読めて来る。

そして蓮池氏が徹底的に糾弾している安倍総理がこの問題にどれほど深く関わっていたかがわかれば、おのずと答えは出て来そうな気がする。

日朝友好議員連盟なるものが誰の作品だったかは、言うまでもない。

お宅の選挙区、大丈夫ですか?




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