人を呪わば穴ふたつ

最後に紅白歌合戦をテレビで観たのはいつだったろうか。

TBSが『輝く!日本レコード大賞』という新聞各社を主な審査員として審査する受賞式が、大晦日の夕方6時台から日本武道館でおこなわれた。

国内外の主だった歌手が受賞すると号泣する光景は現実のものであり、紅白とはまた違った味わいがあったものだった。

9時になって授賞式が終わると、出場者たちは急いでNHKホールへ移動して紅白に出た。

大晦日の夜は、この『輝く!日本レコード大賞』と『紅白歌合戦』を続けて観るのが習慣になっていて、その間に年越しソバを食べたものだった。

しかしレコード大賞に出場する歌手やグループが減り始めた。「賞レースに左右されない活動がしたい」などとして、1994年には大賞を受賞したミスター・チルドレンが授賞式に顔を出さなかった。

これにはNHKの紅白が放送時間を大幅に変更するという横槍から、出演者のバッティングが生じたことに起因する。

それまで夜8時50分でレコード大賞が終わり、9時から紅白が始まっていたのだが、紅白の開始が7時20分に早められた。

いわゆる「NHKのTBSに対する嫌がらせ」である。

このことからレコード大賞は12月30日へ変更され大きく衰退、スポンサー離れに拍車がかかる。

最盛期の視聴率が30~40%を誇っていたが、これが10%台まで落ち込み、会場も転々とする。

1977年に平均視聴率50.8%だったものが、2015年には13%だったという。

つまりNHK紅白の作戦勝ちという結果が出ている。

しかしNHKが勝利したかは首をかしげざるを得ない。

2015年12月31日に放送された紅白の平均視聴率は、午後9時を挟んで2部制になった1989年以降で最低になったという。

1部が34.8% 2部が39.2%だったという。

特にジャニーズ系のアーティストの取り上げ方が露骨過ぎるという批判の声が多いらしく、『近藤なにがしがトリを務める意味不明』といった見出しが新聞各社に踊った。

これはNHKの報道陣に対する敵意のような態度に表れたとも言われていて、(NHKはいったいどこへ行こうとしているのか)と思わせられる。




ただ、私個人はもう数十年も観ていない。紅白もレコ大も。

ミスチルだのエグザイルだのAKBだのまったく興味がない。

『ルビーの指輪』が大賞を取った場面は確かに観た記憶があるが、その後のことはほとんど知らない。松田聖子がウソ泣きをしたシーンもわずかに覚えてはいる。

だが、我が家の大晦日は『行く年、来る年』で始まる。それまではレンタルDVDだ。幼稚な歌など聴かされても迷惑だからである。




それにしても我が家の口座から引き落とされている受信料と衛星放送料は、いったい何に使われているのだろう。

(敵をさんざん困らせた挙句に自分も自滅するどこかの国と同じだ)と考えるのは私だけだろうか。





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