注連縄(しめなわ)の話

玄関に注連縄(しめなわ)を張る季節がやって来た。

しめなわ

この注連縄とは、いわば「結界」の意味を持っていて、邪気が入って来るのを防ぐ目的があったとされている。

まぁ通説なので異論があっても受け付けない。

写真をご覧になればわかるように、注連縄は右が太く、左にゆくにしたがって細くなっている。

福岡県にある宗像大社においても同様だ。





ところがコレとは逆になっている所がある。

島根県にある出雲大社だ。

出雲大社


日本人の常識として「神社」は神様を祭っている場所であり、「神宮」は実在した人間を祭っているとされている。

だから「諏訪神社」と「明治神宮」は基本的に違っている。

しかし数ある「神社」の中でも「大社」と呼ばれる所はそう多くはない。

だが、なぜ出雲大社は注連縄が逆になっているのか。



「古事記」における神代記の3分の1を占めているのが出雲神話である。

そこにはスサノオとオオクニヌシが悪役として出て来るが、「日本書紀」では高天原(たかまがはら)系である天孫族、つまり大和朝廷がすんなりとオオクニヌシから「国譲り」を受けたように描かれている。

竹田恒泰という作家がいるが、彼の自論はあくまでも「国譲りは平和的におこなわれた」というもの。

だったらなぜ出雲大社の注連縄が逆になっているのか。

これは逆結界と言って、「邪気を入れない」ではなく「邪気を出させない」という目的があるのではないかとされている。

平将門の怨霊と同じように、オオクニヌシも怨霊となるほどの恨みを抱いて滅んだのではないか。

だからこそ巨大な社(やしろ)を建てて、逆結界で怨霊を封じたのではないかとされている。




何気なく、当然のように、何疑うこともなく毎年やってきた習慣に、深い意味があったであろうことに思いを馳せながら、今年も注連縄を張ろう。

水木しげる氏の冥福を祈りつつ・・・




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