病院で見かけたお婆ちゃん

昨日、病院に行って来た。

月に1回薬の補充をするためだ、コレステロールの薬だとか睡眠導入剤だとか。

処方箋だけ出してもらうことが多いが、何カ月も続くと「たまには診察を受けてください」と受け付けの女の子から叱られる。

昨日はその診察日だったが、待たされる待たされる。

待合室はそんなに混雑していないのにと思っていたら、受け付け開始から1時間も遅れて主治医がエレベーターで降りて来た。

入院病棟でも回っていたのだろうが(外来患者の前だけでも走って見せたらどうだ)と思わされた。



延々と待たされる間に気が付いたことがあった。

待合ロビーのイスを転々としながら、あちこちでおしゃべりして回るお婆さんがいるのだ。

80代半ばといったところか。

しかも話しかけている相手はどれも見知らぬ他人のようだ。

「あんたはどこが悪いんだね」

女性も年を取ると声帯が緩むのだそうで、だんだんダミ声になって来る。

どこぞのオヤジが大声でしゃべっているように、遠くからでも聞こえて来る。

話しかける相手はすべて近い年齢のお婆さんなのだが、みんな適当に返事をしている。

病気の話から、孫の話になり、飼っている犬の話になり、決っして社会性のある話題には行かない。

自分のことだけ話し終わったら、次の獲物を目で探す。

いるんだよね、こんな年寄り。

きっと寂しいんだろうとは思うけど、少々うるさい。




核家族を作り個人生活を謳歌した男女の団塊の世代が、やがて彼女のような年齢になった頃、この国はどんな高齢化社会を作るのだろう。

きっと他人の迷惑も顧みない迷惑な年寄りであふれかえるのだろうと思わされた。

満員電車にベビーカーを持ち込むのが良いのか悪いのかは、そのこと自体ではなくて自分と他人をどのような位置に置いて考えるかという違いのような気がする。

私なら許してあげたいと考えるが、だからといって当然のような顔をされると意地悪したくなるのもわかる気がする。

東日本大震災クラスの災害が、やがて首都圏を襲うと言われている。

ベビーカーがどうだのこうだのと言っていて、相互扶助がどこまでできるのだろう。




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No title

お早うございます。
私も病院でどれだけ待たされるやら・・・・。朝9時半の予約が12時頃になったりします。
たまに、忘れてるのかと受付で確認するほどです。もう、これだけで疲れてしまいますね。
待たされている間、ウォークマンで好きな曲を聴いてのんびりしてるつもりでも疲れます。
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