中国人旅行者が買うものは

『You は何しに日本へ?』という番組を観ていて感心した。

タイからやって来た家族連れは、みやげに抹茶味のキットカットを大量に買っていた。

番組スタッフが理由を尋ねると「この味、タイにはなくて、とても美味しいから」、理路整然としている。

自分で価値を認めているのだから突っ込みどころがない。



しかし中国からやって来る観光客はちがう。

彼らは飛行機のような荷物重量の制限がない船旅を選ぶ。

その上でとにかくカートが山盛りになるくらいに同一品を買い占める。

それはロート製薬の清涼感目薬であるロートジーだったりする。それをカートが山積みになるほど大量に買って行くのだ。

何故かと言うと中国の目薬には清涼物質が含まれておらず、日本製品が非常に喜ばれるのだという。(あの大気汚染なら納得がゆく)

これを土産に持ち帰り、家族はもちろんのこと、親族一同は言うに及ばず、近所近辺に配り歩くのだそうだ。

中国では、個人的な資質よりも、資産的な裕福さが人格の評価基準になっている。

そして品質においても安全性においても日本製品は飛びぬけて優秀だという評価になっている。

つまり「日本製」であれば何でも構わないということでもある。

「日本へ行って来たのよ」と言うだけで「あの人は優秀な人だ」と評価される。

そして、そこにはタイ人のような個人的な価値観は介在していない。




かつて日本がようやく先進国の仲間入りを果たした頃、ヨーロッパ旅行をしたのはほとんどが公的支援を受けていた農協団体だった。

政府保証で米価は決められていたから、米さえ作っていれば貧乏な農家など皆無だった。

そして彼らはウイーンへ行ってもスイスへ行っても、その地その地の名産品を知らないために観光地の名前が印刷されたボールペンや使い捨てライターなどを大量に買って帰った。

シューベルトやベートーベンなど誰も知らなかったのである。

ただ、「外国旅行をして来たよ」と見栄を張ることが最大の目的だった。




いま日本では同じことが起きている。

白川郷に外国人旅行者は集まっても、中国人はドラッグストアへ直行する。

そしてロートの目薬を爆買いしているわけだ。

だが、見栄を張るだけならまだ可愛い。

香港などへ来る中国人の多くが、ヤクルトなどを大量に買い占めて帰るらしい。

ヤクルトなどで見栄が張れるはずがない。彼らの目的は転売なのである。

その結果、香港や台湾では物不足が深刻化している。人工的なインフレである。

転売益で小金を稼ごうという寄生虫のような民族がいるばかりに。




博多や下関のフェリーターミナルにもいるらしい。

カップラーメンを段ボールでまとめ買いした韓国人が多いそうだ。

日本のカップラーメンは韓国製と比べて、驚くほど具が多いらしい。

これもまた、転売目的なのだろう。




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