登山はこわい

北海道大学で山岳部に入っていた知人がいた。

遭難救助などにも協力するほどの猛者が集まっていたという。

彼の話がおもしろい。

毎年新入学生が入って来ると、ザックに重りを入れて山道を登る訓練をするのだそうだ。

そして必ず教えることがある。

それは野生の熊に出くわした際の対処法だという。

背中を見せれば本能的に襲って来るから、身動きせずにじっとしているしかないらしい。

すると熊は自分の方から藪の中に消えて行くのだという。



ところで、北海道の方言として、「疲れた」という意味で「こわい」と表現する。

先輩が先頭に立って山道を登り、新入部員が後に続く。

何時間も歩いて「こわくないかい?」と先輩が聞く。

新入生は熊のことだと勘違いして「はい、怖いです」と答える。



先輩は学校へ戻るなり、仲間にこう言うそうだ。

「今年の新入生も体力が足りない」



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こんばんは

あはは。
山も、熊も、自身の身体も、もしかして先輩も『こわい』。
持って行ったおにぎりも『こわい』かも。

Re: こんばんは

『北の国から』の黒板五郎も言っていた。
こわくないかい?
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