安保法制 その3

平和について強く主張しなければならないことがある。

子供を戦場には行かせないと言って立ち上がった「ママの会」がいる一方で、子供を戦争から守りたいと言う「お母さんの会」が立ち上がった。
憲法改正を求める「子供を守る憲法改正お母さんの会」(会長・松浦芳子杉並区議)とのことである。

どちらも子供を守りたい母親であることには違いはないが、それを得ようとする手段は全く逆だ。


先の大戦において、戦場に駆り出されたお父さん、お兄さん、息子さんたちは「親を守りたい」「家族を守りたい」「子供を守りたい」という思いで倒れて行った。
一方の米軍は、東京をはじめとする日本の主要都市を焼夷弾攻撃で焼き尽くし、多くの民間人を殺戮した。
ヒロシマやナガサキには核攻撃までして無差別殺戮をやっている。

その戦争犯罪については罪を問う者はいない。

日本軍もまた、大陸では抗日ゲリラを探し出すためにすくなくない民間人を殺めたはずだ。これが戦争なのである。
だから戦争は避けなければならない。
これを「抑止力」と呼ぶ。
その「抑止力」はどうやったら得られるだろうか。

いま「ママ」と「母」とが逆の方向に進もうとしている。
どちらも子供たちに平和な明日を残そうと必死だ。
心情は理解できる。
しかしまったく逆の方法論なのだから、どちらかが間違っているということになる。
これはとても重要なことだ。
近い将来の日本の平和がかかっているのだから。

具体的な脅威とは、今のところ中国の海洋進出と北朝鮮の長距離ミサイルだ。どちらも核武装している。
中国は日中首脳会談などで外交的には進展がみられるが、人民解放軍の暴走が危惧されている。部族対立などで鎮圧部隊を送ったり、国境問題でソ連と衝突したりしたことはあったが、外国と正式に開戦した経験は人民解放軍にはない。(中越戦争では引き分けに終わっている)
だから戦闘機を接近させたりレーダー照射(ロックオン)をやったりしてヒーロー気分に満足しているが、世界から見れば「素人集団」であることが明白になっている。
つまり国際法も知らない野良犬のような組織が、いつ暴走してもおかしくない状態にある。
アクシデント的に局地的な衝突のことだ。

北朝鮮はどうかと言うと、軍部人事で粛清を繰り返しているとされ、まともな国家ではなさそうだ。
北朝鮮は米国を振り向かせるのが目的なのだから、韓国や日本に手を出して来る危険性は一定度あると見なければならない。

つまり中国と北は、明日日本に襲い掛かって来てもおかしくない状態だと言うことができる。
その時に「それをどうやって思いとどまらせるか」というのが抑止力なのだ。

自衛隊の対潜哨戒機。
あれは攻撃ではない。索敵、つまり敵の動きを見張っているだけだ。その能力は米軍に次ぐものであり極めて高い技術を持っている。
日本のそうりゅう型潜水艦はオーストラリアが欲しがるほど世界最高レベルの静寂性を有している。これを海底近くに沈めておいて上を通る艦船を把握している。
こうして得られた情報は日米で共有される。
一旦軍事行動に出られた場合は、直ちに在日米軍にも連絡されることになっている。
これが同盟なのである。
同盟によって日本国民の生命財産はこれまで守られて来た。
守ったのは憲法9条ではない。日米安保条約である。
憲法9条があったばかりに北朝鮮は日本人を拉致し、中国公船は尖閣諸島にやって来る。戦争放棄を謳っているからだ。
東京大空襲や大阪大空襲などの民間人の被害者を出した経験から戦争の悲惨さを学んだ日本は、日米安全保障条約によって平和と繁栄を手に入れた。

しかし日本を取り囲む諸外国の情勢は緊迫の度合いを増している。
パッチワークのようにつぎはぎだらけだった法律を、きちんと整理し直す時期に来ていることは議論の余地がない。
なぜなかなか審議が進まないのか。
①野党の矛盾する主張
②デマを流したがるメディア
③デマを信じた民衆が反応している
この3つがこの国を混乱に貶めている。

安倍政権が急ぎすぎるというイメージを国民に与えてしまい、総理の「説明不足」と言うよりも「説明下手」が祟っている。
「隣で火事が起きたら、消防士に消化器を提供する」だの「ペルシャ湾の機雷を除去する」だのときな臭いことばかりを言いたがっている。下手だ。
「抑止力を高めることで攻めにくい国にする」のだと言えば一言で済むではないか。

もう二度と日本を焼野原にさせてはならない。
日本の兵士を死なせてもいけない。
そのために何をしなければならないのか。「戦場に行きたくないじゃん」などと言ってる場合か、バカ学生よ。
私は被爆者二世である。



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