中央構造線上の原発

7月13日午前2時52分、大分県南部を震源とする地震が発生。
震度5強でマグニチュード(M)は5.7だった。
最大震度は大分県佐伯市で震度5強、愛媛県西予市、熊本県産山村、大分県豊後大野市でそれぞれ震度5弱だった。

これについて鹿児島の川内原発ならびに佐賀の玄海原発を擁する九州電力、および愛媛の伊方原発を擁する四国電力はともに問題なしと回答した。

ただ、この発生場所が中央構造線にあることは明らかであり、その延長上で言えば薩摩川内に至るわけだ。

中央構造線


このような(中央構造線上)土地の上になぜわざわざ原子力発電施設を造らねばならなかったのか、私にはほとんど理解ができない。
選んだように巨大な断層の上に原発を建てている。

しかも九州電力と四国電力だけではなかった。
四国電力の伊方原発が立地する岬と並行するように北側海底に巨大断層跡が見つかっている。
伊方原発はその海底断層と向かい合う位置に建っている。
それと対岸に位置する場所に、山口県熊毛郡上関町の長島がある。この最西端という過疎地に中国電力が原発を新設しようと計画を進めている。

伊方原発

上関原発


良いですか、ここんとこ重要なので念を押しながら進めますよ。
中央構造線に由来する巨大な海底断層を挟んで、四国電力の伊方原発が再稼働を申請している状態にあって、その対岸に位置する過疎地に中国電力が新たな原発を作ろうとしている。
ここは「上関原子力発電所」という計画名称なんですが、改良型沸騰水型(ABWR)の原子炉で137.3万kwを2基計画している。
2基はいずれも2001年6月に着手したものの、その後東京電力福島第一原発の爆発事故を受けて、反対運動が起きて事業計画が中断したままになっているわけです。
それも長島の最西端に造ろうとした計画であって、過疎地対策にもなるし交付金も落ちる長島とすれば推進派が多い。事故が起きたとしても避難すべき住民は居ないし山向こうのことだからいわば「他人事」。
ところがこの長島の最西端に向かい合う格好で祝島という小さな島があって、原発が計画されている土地と向かい合うようにして漁村がある。
万が一事故が起きた場合、遮るものが何もない海を越えて放射性物質が及ぶ危険があって、この祝島の住民が猛烈に反対しているわけ。

その長島ならびに祝島と、海底断層を挟んで四国電力の伊方原発が再稼働に向けた準備をしている。
そして本日13日の午前2時52分に5強の揺れが起きた。

マスコミ各社は、すぐに今朝の地震と伊方原発ならびに上関原発計画のことに気が付いたはずなんですが、まだどこのメディアもこのことに触れようとしていない。
九電と四電は確かに安全宣言はだしたものの中電はコメントする立場にないので知らん顔をしている。

祝島の反対運動が活発化する可能性が高い。



九電の川内原発再稼働を含めて、賛否両論が上がっている。
このブログでは賛否の主張は避けておく。事実のみに終始したい。

山口県熊毛郡という地名は、別な意味で興味深い点を有しているが、これは別の機会に触れよう。




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