We got nothing from the war.

ケントギルバート氏の共有動画を観て考えた。

アメリカでは兵士に対して敬意を表しているとか。兵士自身も「PEACE MAKER」としての誇りがあり、とても立派な職業だと自覚しているとか。
しかし日本人の何割かは自衛隊を否定しているし、在日米軍の存在を疎ましく思う人々がいる。
仙石なにがしは自衛隊のことを「暴力装置」とまで言った。

この差はGHQがもたらした自虐史観のたまものだという。
いわゆる「War Guilt Information Program」(略してWGIP)のことで、日本占領政策の一環として戦争についての罪悪感を日本人に植え付ける宣伝計画のこと。
このことが戦後の日本の左翼思想の原点になった。朝日新聞もそう、日教組もそう。

中国人は南京大虐殺を言い、朝鮮人は従軍慰安婦を言う。
日本人は君が代日の丸を否定する人々がいる。
すべてプロパガンダの結果だ。

しかしアメリカのように兵士を尊敬する方が正しいかと言うと、そうは簡単ではないらしい。
アメリカは世界のあちこちで戦争を繰り返した。
朝鮮でも、ベトナムでも、イラクでも、アフガンでも。
そして自国の若者が大勢傷ついた。
物理的な負傷だけではない。
心的外傷後ストレス障害、いわゆるPTSDと呼ばれるものだ。

この障害は脳内で分泌されるノルアドレナリンやセロトニンなどの物質が関係しているとされ、一定以上の緊張や恐怖を体験した者が、フラッシュバックのように突然攻撃的になったり逆に無抵抗になって丸まってしまったりするらしい。
このことは、実際に戦闘行為に参加した兵士に限ったことだとばかり思っていた。
しかし陸上自衛隊の隊員に自殺者が多いと聞いて驚いた。

ブッシュのオヤジが湾岸戦争を始めて、その息子がイラク戦争をおっぱじめた。
9.11とかいう訳のわからない事件をきっかけとして、第二のパールハーバーよろしくフセインの首を取りに出動した。
小泉とかいうポチも同調して、ブッシュ家の石油利権を応援した。イラク特措法だかを作って。

その結果サマーワに派遣された自衛隊の隊員が、帰国してから自殺し始めた。
ヒゲの隊長は国会議員に納まった。
そして安保法制とやらを審議している。

アメリカは、様々な戦場に自国民を送り込み、PTSDに苦しむ社会を築いた。
その負担を日本は引き受けようとしている。
無論「平和はただ」だと申し上げているわけではない。
相応の負担は負うべきかも知れない。
そもそも集団的自衛権などは世界の常識であって、平和憲法などといった「戦争放棄」が無責任なことでもあったわけだ。
それを押し付けて来たのはGHQであり、上記のWGIPとセットになっていた。
ところが朝鮮戦争が勃発すると、警察予備隊とか言って自衛のための軍隊を持てと言って来た。
普遍性のない風見鶏のようなことをやったのがGHQでありマッカーサーだったわけだ。

しかし戦場の過酷さからPTSDに苦しむのは政治家ではない。兵士たちとその家族だ。
アルコールやドラッグに逃避するしかなくなると地獄が待っている。
まだ現在の日本では、薬物依存は遊びの延長でしかない。
しかし戦場で強い恐怖を経験してしまうと、薬物は効果的な逃避手段になる。
日本でも違法薬物が蔓延するであろうことは目に見えている。
戦後の日本にはヒロポン中毒者が大勢いた。

かつてベトナムで苦しんだアメリカは、帰還兵の多くを精神疾患で苦しめ、反戦を叫ぶ者たちから帰還兵は白い目で見られた。
政治家は「枯葉剤」でカネ儲けをやり、兵士たちは「枯葉剤」で癌になった。
そうした不合理の言い訳に、政府がサッチモに歌わせたのが「この素晴らしき世界」。
これほど欺瞞に満ちた行為もないだろう。世界史に残すべき悪行である。

軍隊は効果的な「抑止力」であることは疑う余地がない。
強ければ強いほど侵略を阻止することができる。
しかしベトナム以後、戦争の形態は二極化していて、弾道ミサイルで遠隔操作するものと白兵戦でのゲリラ戦法だ。
日本が徴兵制に戻るのではないかという愚かな議論があるが、白兵戦に徴兵で集めた素人を送り込むとたちまち殲滅されてしまうだろう。
血みどろの殺し合いになるからだ。
アメリカ政府が集めた素人軍隊は、ベトナムのジャングルで恐怖の絶頂を体験した。
弾倉が空になるまでライフルを撃ちまくった。
戦争とはそういうものだ。

We got nothing from the war.という言葉を教えられた。
戦争で得られた物は何もないという意味だそうだ。

しかし家の玄関には強固なカギをかけておく必要はある。
その聡明な棲み分けは必要だ。
「この素晴らしき世界」などと言ってごまかされてはいけない。

アメリカ大統領選に第三のブッシュがやって来た。
彼はみたび戦争を運んでくるような気がしてならない。
小泉の門下生である安倍首相は、またブッシュとキャッチボールをするのだろうか。


武田信玄の明言を述べて終わろう。
「人は石垣、人は城、情けは味方、仇は敵」


皆さん、ご機嫌よう。





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