韓国のMERS騒動 その④

韓国で拡大を続けているMERS感染は、4日時点での感染者は41名(うち死亡者4名)、自宅および施設での隔離措置は1600人に及んでいる。

その上で、MERSに感染した医師(38)が、1500人以上が集まるシンポジウムなどに出席したことを受けて、ソウル市長(朴元淳)の権限で行事参加者を自宅隔離措置を執った。

そのため隔離対象者は倍増して3000人超となった。

こうした行動を医師みずからがおこなう行為に、国民からは強い批判があがっている。

医学シンポジウムの参加者だから、医学関係者の多くが隔離される事態になったわけであり、今後の防疫対策に少なくない影響が出るものと予想されている。



アメリカの科学誌「サイエンス」は、二次感染者の人数が多い点を挙げて異例であることを指摘。

もともとそれほど強い感染力を持つウイルスではないことから、何らかのかたちでウイルスが変異している可能性を示唆した。モンスターになっている可能性があるということだ。

また同誌は韓国人の持つ遺伝子構造が他国民よりもMERSに対して脆弱である可能性も否定できないとしている。

それは感染者の一人が中国に入国したものの、その後の感染拡大という報告が見られないからでもある。

ウイルス遺伝子が変異しているかどうかは塩基配列の解析が必要であり、香港大学やオランダのエラスムス医療センターなどの研究機関が支援を表明しているが、韓国当局からの回答は得られていない。

6月4日に死亡した80代の男性は、ぜんそくと細菌性肺炎で入院していたとのことで、MERSの二次感染者と同じ病室に入っていた。このことから三次感染者初の死亡者とされている。

つまりこうした病室内での感染が拡大しつつあるということは、「隔離」がきちんと成されていないということを示していて、医療現場の無能さを露呈している。

隔離施設の不足から、政府は陸軍の医療施設の提供を求めたが、1000床の施設はすでに1100の患者で埋まっており提供は困難だとの回答が寄せられた。

何を取り上げても首をかしげさせられる国だ。

医師までが、感染したにも関わらずシンポジウムなどにノコノコ出かけるのだから開いた口が塞がらない。

初期段階で韓国保健福祉部のムン長官が会見の席で「今後1週間が拡散か沈静化かの岐路になる」と発言したが、今日で6日目を迎えている。

とても沈静化に向かっている状態とは思えない。

潜伏期間の目安を2週間としているようだが、隔離というのはこの潜伏期間を過ぎて発症しなければOKというものだ。

しかしすでに数千人のオーダーで隔離対象者が発生しているということは、労働人口が激減するということであり、仮に隔離期間をクリアしたとしても、外出すれば再びキャリアと接触する危険性はあるわけで、パニックにならない方がおかしい。

韓国政府はAIIBやTHAADミサイルの問題など、課題が山積みになっているが、このMERSを優先的に処置しなければ何をやっても意味がない。

朴政権の終わりは意外な形で訪れた。



そして、このことは日本にも同じことが言えて、水際での防疫体制を万全にしておかなければ「最優先課題」を招き入れてしまうだろう。

かつてメキシコ発の豚インフルが流行した際に、時の厚労大臣はタミフルの備蓄を命じて、製薬会社に莫大な利益をもたらした。

子宮頸がんワクチンの自治体補助を進めたことでも、やはり巨額の利権が発生し、そのことで東京都知事選での公明党の協力につなげた。

こうした疾病がらみを利用しようとする政治的な動きは、常套手段として過去にいくつでも散見されている。

朝鮮半島のMERSウイルスに対して「おいでおいで」と手招きしている政治家が居はしないだろうか。

WHOのマーガレット・チャンは、先の新型インフルエンザの際にフェーズ6というパンデミック宣言を出したが、被害は一般的な季節性インフルエンザと大差なく集束した。

この者、エボラ出血熱においても「緊急事態宣言」を出している。

これら一連の宣言に、英国の製薬メーカーであるグラクソ・スミスクライン社との利権が噂されたことがある。(噂そのものは事実であり風説の流布ではない)

今回の韓国におけるMERSの感染拡大を受けて彼女がどのような言動に出るか、興味を示す立場の人は少なくないだろう。

エボラに効果を示したフジフィルム系列の「アビガン錠(ファビピラビル)」はどうなのだろう。インフルエンザウイルスと同じ一本鎖のRNAウイルスなんだが、RNAポリメラーゼ阻害薬は効果が期待できないのだろうか。


皆さん、ご機嫌よう。





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