韓国のMERS騒動 その③

今回の感染拡大は、一人の男性(68)が中東地域から帰国したことから始まっている。
帰国後に発熱や咳がひどく、近くのあまり大きくない診療所に受診したが、風邪に似た症状のために医師はMERSであることを見抜けなかった。

そこで68歳の男性は、2番目の病院として規模が大きな施設に検査入院することにした。
この時、彼の風邪様の症状はかなり重篤で辛いものだったことが想像される。つまり激しい咳などが出ていたはずだ。
この病院でかなり多くの二次感染者が出ている。
入院患者だけではなく見舞客なども感染した。

その中の44になる男性が、発熱を起こし受診した医師に海外出張の予定があることを伝える。
この段階では診察した医師もMERSだとは把握できていなかったものの、海外出張は見送るべきだとアドバイスしている。

ところが最初の68歳の男性が、3番目の医療施設に行って中東地域への渡航歴を打ち明けたことからMERSウイルスの検査をして陽性であることがようやく判明した。
韓国政府が足取り調査をやった結果、接触者の一人が香港経由で中国に出かけたことを知り、通報した。

つまりここまで拡大したのは、最初の患者である68歳男性が中東への渡航歴を話すのを忘れていたということ。
風邪様の症状で、まさか中東とは無関係だろうと素人判断をしたということ。
これが最大の落とし穴。

感染の危険度が高いのは、そうした風邪のような症状の患者が集まる場所に出入りすること。
キャリアの咳が激しければ激しいほど感染率は高くなる。
潜伏期間はほぼ2週間。
感染経路は飛沫感染あるいは接触感染。
防護策は風邪と同じでうがいと手洗い。消毒はアルコール系の消毒剤。
ワクチンや治療薬はなく、解熱や咳止めなどの対処療法。

感染拡大が起きれば、空港行きのリムジンや電車のつり革や手すりを素手で握らないくらいの注意は必要かも知れない。
ただし激しく咳き込むってのはほとんど病院の待ち合い室か、あるいは病室なのだから、あまり神経質になる必要はないと考える。

抵抗力を維持することの方が先かも知れない。

ただし韓国の騒動はこうした病理学的な意味合いにとどまらず、政治不信に及んでいる。
それは基本的な経済不況への無策があるからだ。
逃げ道のない路地に国民は追い詰められている。
この感染症がどのように発展するかは、予断を許さないだろう。


皆さん、ご機嫌よう。




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