詐欺企業で株価暴落

これもまた日本では一切報じられていない韓国の株式市場で起こった大問題がある。

ナチュラルエンドテックという製薬メーカーをご存知だろうか。更年期障害などへの女性ホルモン剤で排他的特許を持つ韓国企業である。
2013年10月に韓国証券取引市場に上場した際の公募価格は4万ウォンだったが、一気に7万9500ウォンまで跳ね上がった。(12月11日終値)

注目すべき点は韓国国内で3000億ウォン、世界では2兆ウォン規模の女性ホルモン剤市場で独占販売権を有する排他的特許権を保有したということである。

女性は35歳を過ぎると女性ホルモン(エストロゲン)が減少し始め、50歳前後で10分の1に減るとされている。
これによって顔面紅潮や神経過敏、またはうつ病などといった更年期症状が現れる。
朝鮮漢方医学では古くからヤマイモ科の植物である「升麻(スンマ)」や豆から抽出した植物性エストロゲンを服用してきた。
しかしこれらの抽出物には副作用があって、肝機能障害や膣出血などを引き起こしやすい。

ナチュラルエンドテックでは、「白首烏(ペクスオ)」などの複合抽出物から更年期症状への薬効を見つけ出し副作用もないことが確認されたことから特許に至ったものである。

2010年4月、韓国の食品医薬品安全処から20年間独占販売できる特許を取得したことにより、女性ホルモン剤を製造販売する他メーカー(東亜製薬、正官圧、チョノ食品など)もまたナチュラルエンドテックから原料を購入することとなる。
特許のお蔭で急成長したナチュラル社は、2010年に52億ウォンから、2013年の上半期だけで367億ウォンへと大躍進することとなる。
同社はアメリカ・カナダなどの販売権を取得し、日本では特許を取得済みで欧州と日本で2015年を目途に販売を開始する予定「だった」。

しかし2015年4月22日、韓国消費者院はこのように注意喚起を発表した。
「市販されている32の白首烏(ペクスオ)入り製品の遺伝子検査をしたところ、3つの製品以外は食品には使ってはならない異葉牛皮消を主原料としているか、もしくは一部使用している」。

このニュースは健康食品に群がる中高年たちを驚かせたばかりではなく、株式市場へも大変な衝撃を与える結果となった。
ナチュラル社は、韓国版ナスダックと呼ばれるコスダック市場において第8位の時価総額を誇っていたからである。
同社は2013年10月に上場した際の株価の時価総額は4455億ウォンだったが、消費者院の「にせ発表」があった前日には1兆6743億ウォンにまで達していた。

それが消費者院の発表により、6000億ウォン以上の時価総額が蒸発することになる。
株式全体の54.9%が小口の個人投資家だったことから、国内経済へ与えた影響は大きいと言われている。
それに加えて、同社の代表理事の親族がストックオプションを使って数百億ウォンもの利益を手にしていたことが判明。
健康食品業界だけではなく、株式市場が大混乱になった。
一部では「韓国企業の詐欺で株式市場が阿鼻叫喚の地獄になった」と報じられたが、これもまた日本のマスコミは一切見向きもしていない。

急成長を遂げていたコスダック市場に急ブレーキがかかった。
2015年4月22日から3日連続で下落している。
コスダック市場の時価総額は、わずか3日で6兆3063億ウォン(約6952億円)が消え去った。
韓国消費者院のにせ問題の発表が22日だったからである。
コスダック市場の代表銘柄だったナチュラル社は21日に9位だったものが20位に落ち込み、さらなる下落は決定的だとされている。
主要銘柄が乱高下するのでコスダック指数全体が揺れ、他の銘柄にも余波が及んでいる。

これでまた何人の自殺者が出るのだろう。

このことは、嫌韓でも何でもない事実のお話しである。ただ、日本のメディアが取り上げないだけだ。


あ、ついでに言っておくけれど、ジャパネットが盛んに宣伝している布団掃除の「レイコップ」。
あれ韓国の製品ですからあしからず。
イギリスのダイソンが「比較してくれるな!」と怒り心頭なんだとか。


皆さん、ご機嫌よう。





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