朴政権 大炎上

韓国の朴政権が大炎上している。

李明博政権時代の資源外交によって巨額の資金が行き来したが、裏金を横領したとの容疑をかけられていた建設関連会社「京南企業」の会長・成完鐘(63)が自殺した。
この容疑者、自殺する前に朴大統領の側近らに裏金を渡したと報道機関に証言していたことから、大統領府が検察に徹底捜査を求めている問題だ。

成会長は自殺する前に、朴現大統領の選挙事務所幹部を務めた現職与党議員と、朴大統領の側近2名の名前を裏金の提供先として京郷新聞に話しており、自殺遺体のポケットからもこの3名を含む8人の名前が書かれたメモが見つかっている。

さらにこの裏金疑惑を受けて朴政権を支える李完九(イ・ワング)首相が辞意を伝えた。
韓国の首相は2014年のセウォル号沈没事故を受けてチョン・ホンウォン氏が引責辞任し、後任に選ばれた2名に過去の言動を問題視されて就任できず、今年2月になってようやく李氏が着任したばかりだった。


一方、少し視線を転じたいのだが、日本と北朝鮮の間で、拉致被害者問題が急速に展開したのが2014年の5月のことだった。

しかしこの拉致問題の解決に積極的だったのは実は2013年12月に粛清された張成沢(チャン・ソンテク)氏だった。
張氏はケソン工業団地などで南朝鮮との経済交流などにも積極的で、中国との経済貿易にも深く関わっていた。
だから張氏が拉致問題を引き合いに出して日本をテーブルに着かせることによって、経済制裁の解除や経済交流なども視野に入れていたはずだった。

このことは金第一書記も利点を理解していたことではあったけれど、経済対策で張氏が各国との交流で独走状態にあった点に危機感を感じたのだろう。捕まえて殺してしまった。
そして、張氏の手法を奪った金は自分のアイディアであるかのような態度で『ストックホルム合意』を持ち出した。

北の狙いは経済制裁の解除と朝鮮総連本部の維持だったが、その代償を『日本人妻』のリストと終戦時の遺骨だったことから日本側が反発し、「拉致被害者の生存情報を持って来い」と突き放して松茸事件に絡んで総連幹部の自宅を家宅捜査などして北の態度を硬化させている。
つまり北には拉致問題を解決する考えなど始めからなかったことが予想される。(張氏がどうだったかは別として)

この張成沢氏の粛清の前と後とで、半島情勢が激変したように私には思える。
南の朴大統領は、2012年8月の予備選挙に続く12月の本選挙で当選し、翌2013年の2月に正式に就任している。
ただしこの2012年12月の選挙において対立候補と接戦だったことを覚えておく必要がある。決して「圧勝」ではなかったのだ。

時系列で追ってみよう。

①朴の当選が・・・・・・・・・・・・2012年12月
②朴の就任が・・・・・・・・・・・・2013年 2月
③張成沢の粛清が・・・・・・・・・・2013年12月
④セウォル号沈没事故が・・・・・・・2014年 4月
⑤日朝間で拉致問題が急展開したのが・2014年 5月
⑥京南企業会長の成完鐘が自殺したのが2015年 4月
⑦李完九首相が辞意を表明したのも・・2015年 4月


どうにも南の政権が北の揺さぶりを受けているように見えて仕方がない。
それも張成沢氏の粛清以後で加速している雰囲気がある。

自殺した会長のポケットから裏金を渡した相手の名前が書かれたメモが出て来たというのも「出来過ぎ」のように見えるし、だとすればこれは自殺ではなく他殺なのかも知れない。
北の揺さぶりだと仮定すれば、拉致問題で行き詰まりを見せている日本へも向けられた揺さぶりなのかも知れない。

日本国内では、拉致問題こそあるものの、多くの問題は北の「苦し紛れ」という部分がある。
総連ビルの問題にせよ、朝鮮学校の補助金打ち切りによる経営難、あるいは経済制裁。
どちらかと言うと揺さぶられているのは北の方なのかも知れない。

しかし南はと言うと、最終段階に来ているような気がする。
もちろん経済危機は自ら蒔いた種なのだが、様々なスキャンダルは北の工作である可能性が高い。

金大中と廬武鉉の両政権が太陽政策を実施したのに対して、李明博と朴槿恵がこれを否定している。
だからなのか李明博を起源とするスキャンダルで朴政権を破壊しようという動きがある。
だから朴政権が傾けば、李明博前大統領もただでは済まなくなって来る。

そして上記で思わせぶりな書き方をした朴大統領の当選状況。
接戦だったと申し上げた。
つまりリコールしやすい状態にあるわけだ。
財閥系の力が弱まり、一般庶民の生活上の不満が沸点に達すれば、起こるべきことが起きて来る。

そしてそれは、誰でもなく北の利益に直結するのである。

ほら、つながっちゃった。

北が、竹島や靖国などの問題で、日本へ擦り寄ろうとする動きを少しでも見せたら、その時がXデーであるような気がする。
「敵の敵は味方」という方法を執れば、南を挟み撃ちにすることができるからだ。
「拉致被害者」というカードをこのタイミングで切るならば、効果は絶大だろう。

その時、日本国民は北へつくのか、南へつくのか・・・・




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