ミッフィーの絵皿

最近やけに食器棚がにぎやかになって来た。

女房どのに話を聞くと、消費税が引き上げられた前後から、商品に景品が付くケースが増えて、特に主婦が買いそうな物には食器が付いて来るようになったのだという。
フジパンなどは応募券を貯めてミッフィーとかいうウサギの小皿がもらえたりするそうだ。

うちの女房どのはキティは嫌いだがミッフィーは贔屓にしている。(どっちがどっちだか、私には良くわからんのだが)

「それにしても二人暮らしでこの食器の量は、少々多過ぎないか?」
と言うと
「良いじゃない、邪魔になるもんじゃなし」
とのたまう。

新婚当時、私が集めたスコッチウイスキーの景品の、灰皿だとかアイスピッチャーだとかをさんざん捨てられた恨みは忘れてはいない。
あのヘイグの赤い灰皿は綺麗だった。

ごほん、話を戻そう。

景品でもらえる食器は皿だけではない。ガラスコップの類が非常に多い。
しかし社会常識として、ガラスを作る際には鉛を用いる。
直接飲食物に触れる物だから、安全性チェックが厳しく行われている。
だが、これはあくまでも国産品のことであって「応募券を貯めてタダでもらっちゃおう」という手合いのほとんどが中国製だ。

ガラス類からは鉛が出る可能性があると申し上げた。
磁器や陶器などの瀬戸物の場合はどうだろう。
一般に釉薬と呼ばれるうわぐすりを塗って高温で焼成するから、有害物質はほとんど出ないとされていた。
しかし絵柄を施す場合、下絵と上絵がある。
下絵は素焼きの素材に下塗りとして塗るものであって1200~1300℃程度で焼かれる。
その上に絵柄を付ける場合、様々な重金属などの化学変化を利用するために一般的な上絵の焼成温度は700℃程度とされている。
これが、酸性の強い食品などに触れると、金属分子が流出して来る可能性があるわけだ。

ただし、100円ショップで売られていたり、あるいは無料の景品で取り引きされるような品物は、基本的に原価をかける余裕がないことから、最初から素焼きの素材に直接プリント柄を印刷して700℃程度で低温焼成をおこなう。
すると人件費も燃料代もそれだけ節約することができることになるわけだ。

景品用の食器が海外から持ち込まれた場合でも、厚労省などでは一定の安全試験はおこなっている。
しかしここからが問題だ。
検査を受けるのは、その食器が新品の状態である。
つまり釉薬などから有害物質が染み出す前の状態でもあるわけだ。
その食器が、回り回って消費者の食器棚にやって来て、熱湯や酸に触れながら何度も使われて行くうちに化け物が顔を出し始める。

だから私は女房どのの目を盗みながら、比較的古い景品由来の食器は「不燃物ゴミ」に出すように努めている。
もともとタダでもらった物だから、思い入れがあるわけでもなく女房どのは気付く気配がない。

小さなお子さんがおられるご家庭では、子供が喜ぶような絵柄の食器を揃えたりすることがあるだろうと思うけれど、きちんとしたメーカーの物を選ばないと無責任の誹りを免れなくなるだろう。

最近、外食産業では割り箸に代わってプラスチックの箸が採用されているようだが、私に言わすればあまり感心しない。
プラスチックのリサイクルに可塑剤を添加して作った食器だから、どれだけの危険物質が出て来るか知れない。
合成樹脂に影響を及ぼすのは、熱変化以外に紫外線もある。プラスチックの洗濯バサミが日光の影響でボロボロになる現象だ。
紫外線は殺菌効果があるので食器洗い機にも採用されていたりする。プラスチックの分子構造は変化せざるを得なくなる。
プラスチック箸の危険性の頻度は使用回数と、自動食器洗い機の設定温度によっても違って来る。
私のボディバッグには「マイ箸」と「マイ・フォーク&スプーン」が常に入っている。
店のロゴがプリントされたカップスープも、あまり好んで口にしたいとは思わない。

人間が小さくまとまっているからではない。
中国と韓国が信用できないだけだ。

京都の千枚漬けが食べたくなった。



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