うぐいす

我が家の裏手には、ちょっとした森がある。
森と言うとハイキングコースを想像しがちだが、それほどご大層なものではなく林と森の中間くらい。茂みと言ったら可哀想だし、藪ではつまらない。

この森からは夏の夜にミミズクの声が聞こえる。「ホッホゥ、ホッホゥ」と深夜に聞こえると、小高い梢の上でオカリナを吹くトトロを思い出してしまう。

東京都とは言えこのあたりは自然が豊かだ。
最近になってクロツグミの鳴き声が盛んになってきた。
「キョロッ、キョロッ」と鳴いていたものが、やがて「キヨコ、キヨコ」と変化した。まるで自分のカミさんでも呼んでいるかのような鳴き声だ。

白い体に黒いベレー帽をかぶったような姿をしているのがコガラ。
オオルリの澄んだ鳴き声は好きなのだが、あれはなかなか近くには来ない。
山の奥の渓流添いなどの木のてっぺんでさえずることが多い。

我が家の近くにも森があるせいか、いろんな野鳥がやって来る。
コンクリートだらけの街に住まなくてよかったと思わされる。

今年のうぐいすは遅れているのだろうか、なかなか声が聞けない。
桜が開花するとメジロがやって来る。
たしかその前からうぐいすは鳴いていたような記憶があるのだが・・・

そう言えば、欧米の映画や韓国ドラマなどで、野鳥の声が入ったものを観たことがない。
記憶違いでなければ、日本人特有の感覚なのかと思ってしまう。

秋の紅葉の美しさが欧米人には理解できないのだそうだ。
ただの枯葉がどうして美しいのかと首をかしげられるとか。
夏の風鈴の音にしても(ただうるさいだけ)なのだとか。

女房どのが、新製品のお菓子が発売されたとかで、自慢げに買って帰った。
「ほら、こんなの出てたよ、知らなかったでしょ」
私は返事する。
「ほ~ほ~ほ~~~~ホケキョ!」
スリッパが飛んで来る。



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