ボロを出す報道各社

チュニジアの博物館襲撃テロで負傷した結城法子さん35歳。
テロリストが放った銃弾を受けて、左手、左耳、首を負傷した。
同行していた母も首を負傷して動くことができない状態だった。

武装した警察官によって保護されたが、歩ける人が先だと言われ母親と引き離され、別々の病院へ運ばれた。
最初に運ばれた病院で、パスポートや携帯電話などが入ったバッグを取り上げられたことから、記憶していた自宅の電話番号程度しかわからなくなった。
その後違う病院へ移送される。

二番目の病院でNHKやニューヨーク・タイムズを名乗る記者が質問に答えるように要求して来た。
彼女は義務があるのかと勘違いして、インタビューに応じている。

日本大使館員が来て自宅の連絡先を聞かれたが連絡は取れず、携帯電話にしか家族の番号は残っていない旨を伝える。
その後、母親が無事に手術を受けたことを聞かされた後で自分も手術室へ運ばれる。

手術後、日本テレビのインタビューに答えたが映像をテレビで流して良いかと聞かれたので断ると「すでにNHKのインタビューがテレビで流れていて、名前も顔も出ているからいいでしょう」と言われ強いショックを受けた。

翌朝、パスポートなどが入ったバッグが届けられ、負傷した母親も同じ病院へ転院して来て、同じ部屋に移ることができる。
その病室の前で朝日新聞の記者と日本大使館員が言い争いをしていた。
「取材をさせてください。あなたに断る権利はない」と日本語で怒鳴っていたという。
大使館員は彼女へ「朝日新聞の記者がインタビューをさせてほしいと言っているが、受ける必要はない。体調も良くないし、インタビューがどう使われるかわからない。あなたには断る権利がある」と言ったという。

彼女はフジテレビの取材申し込みも受けたが、断る代わりとして共同通信など一部のメディアに手記を発表した。
手記の内容を要約したものが上記である。

この手記が公表されたことを受けて、病院の通路で日本大使館員と朝日新聞の記者が怒鳴り声を上げていた点を朝日新聞の石合力・国際報道部長は朝日新聞デジタルのHPで謝罪文を掲載した。

これらの一連のことから浮かび上がって来る点がいくつか見えて来る。

ひとつには、NHKは取材対象者の許可を受けないままで取材画像を勝手に放送したということ。
報道のありかたの基本ができていないことを露呈している。
このことは今後のニュース取材においても勝手に顔と名前が公表される恐れがあるということを意味している。

日本テレビの取材記者は「NHKが出しちゃったのだから、拒む必要はないでしょう」と、まるで集団暴行の強姦魔のような考えを躊躇なく口に出している。

しかし外務省は朝日新聞のやり方だけは認めなかった。
従軍慰安婦報道などで外交上の不利益を被らされた相手だからなのかも知れない。
しかし場所柄もわきまえずに怒鳴る記者も記者だ。この程度の人格が「海外支局員」になるのだろうか。

さらに朝日新聞は、謝罪すべき不祥事を引き起こした場合に、自分の購読者を対象としたホームページでの特定対象者だけを相手に謝罪文という形で発表しているという点。
つまり広く社会に向けて「お詫び」をする考えがないことを意味している。

チュニジアで起きたテロだということで、我々は他人事のような感覚を持っているのかも知れないが、テロであろうとなかろうと、こうしたメディアの正体が垣間見えるようなお粗末芝居があちこちで綻びを見せ始めている点に気付かなければならない。
NHKや朝日新聞の取材のありかた、報道の仕方、謝罪の方法。
これらがあまりにも子供じみたものであることに注目すべきなのだ。

テレビ朝日の報道ステーション。
あの番組でも、繰り返し繰り返し不祥事が発生して「お詫び」が続けられている(らしい)。
よくあんな番組のスポンサーになりたがる会社があるものだと感心させられるのだが、実はどの会社がスポンサーになっているのかを私は知らない。
何故ならば、テレビ朝日そのものを私は故意に観なくしているからである。

メッキはかなり剥げ落ちた。
「瀕すりゃ鈍」とはこういったことなのかも知れない。




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