韓国の 『歴史は繰り返す』

善徳女王(ソンドクニョワン)という歴史上の人物のことをご存じでしょうか。
朝鮮が高句麗と百済と新羅に分かれていた「朝鮮三国時代」の新羅の女王のことです。
高句麗とは今で言う北朝鮮のことですね。その南に位置する地域の西半分が百済であって、今でいう沈没事故があった珍島のあたりのこと。新羅というのは東半分であって、今でいう原発が建ち並んでいる古里のあたりのことだと思って頂ければ良いでしょう。

善徳女王の時代は百済と高句麗が同盟関係にあって新羅は孤立していました。
そこで新羅は唐に朝貢をしたわけです。平たく言うとすがりついたわけ。
しかし唐への朝貢は百済の土地を通らなければならなかったので、新羅と百済は常に国境争いのための戦をしていたのでした。
百済に攻め込まれた新羅は、高句麗に支援を求めるための使者を送りますが、人質にされた挙句高句麗は援軍をよこしてくれません。
最期の頼みの綱である唐へ使者を送ったところ、女王を廃位させて唐の王室の血筋から新たな新羅王を立てよと返事がありました。
それで新羅国内は、女王の廃位を望む者とそうでない者とに二分して内紛が起こるわけです。
国内で武力衝突が起き善徳女王は戦死しますが、その妹である真徳女王(チンドクニョワン)が即位して反乱軍を制圧します。

真徳女王が内乱を制圧し新羅国の正当な王位に就いたことから唐の態度が変わります。
西暦650年、新羅は独自の年号を廃止して唐の年号を用いることで完全な属国になったことを示します。
659年、百済が再び攻めて来たことから新羅の真徳女王は唐に援助を求めて660年に唐・新羅の同盟が成立します。
そこで平壌(ピョンヤン)から南が新羅、北が唐で統治するという密約が成立する運びになって、約束通り唐は百済を攻め落とします。
その後高句麗も唐によって滅ぼされます。
その頃の高句麗は北へ勢力を伸ばしていて、広く満州一帯を勢力下においていたためにそのほとんどが唐のものになったわけでした。

唐・新羅の連合軍はついに百済も高句麗も滅ぼすことができたのでしたが、唐は本性をあらわして新羅国を呑み込んで唐の一部にしてしまおうとします。
つまり半島全域を唐の支配下に置こうとしたために新羅は今度は唐に対して反乱を起こし『三韓統一』を宣言しました。


どうして今さらこのような話をするのかと言うと、この西暦7世紀頃の朝鮮の歴史がほとんど変わらない形で今も繰り返されているからです。
現在の大統領であるパククネの父、パクチョンヒは慶尚北道(キョンサンブクド)善山郡亀尾(出生当時の地名)の出身です。
新羅時代(BC57~AD935)の首都は慶州(キョンジュ)でした。
チョンヒの生まれ故郷は慶州市の北西部にある亀尾市です。
つまりパク一族は新羅人だと言うこともできるわけであって、三韓統一を果たした半島の主流派だったと言うことができるわけです。
パクチョンヒは3人目の大統領でしたが暗殺で倒れ、その2つ先の大統領になったのがチョンドファン。彼もまた慶尚南道(キョンサンナムド)という元新羅の出身です。
その次のノテウもまた大邱(テグ)の出身でやはり元新羅。
そのまた次のキムヨンサムはチョンドファンと同じ慶尚南道の出身です。

その次に着任したのはパクチョンヒが宿敵と命を狙った男、キムデジュンです。彼の出身地は全羅南道。これは三国史で言う百済に当たる土地であって、新羅にしてみれば憎くてたまらない土地なんですね。
デジュンの次がノムヒョン。あの二重まぶた整形をやった軽薄な男。彼の出身もまたチョンドファンやキムヨンサムと同じ慶尚南道、すなわち新羅人です。
その次に現れたのがイミョンバク。彼の出身も慶尚北道で新羅人。
そしてパククネ。彼女の出身地も慶尚北道の大邱市で、これもまた明らかな新羅人。
つまりパクチョンヒ以後の大統領は、圧倒的に旧新羅地域からの出身者で埋められているのであって、約束事のようになっています。

しかも新羅出身のパクチョンヒから命を狙われたキムデジュンは百済人であって北朝鮮(旧高句麗)との関係改善をやった人物。
そしていまパククネは中国(旧唐)の習近平へ軍事的あるいは経済的な支援を求めている。
まさに朝鮮三国史の見事なまでの再現ではないですか。

だとすればですよ、だとすれば21世紀の現代における韓国の未来とは、かつての三国史にヒントが隠されているのではないでしょうか。
百済も高句麗も唐に滅ぼされた挙句に新羅はどんな目に遭いましたか?
そうです、唐に呑み込まれそうになったんでしたよね。
善徳女王が唐に助けを求めて、妹の真徳女王の代に呑み込まれそうになった。
しかも善徳女王はどんな死に方をしましたか?
外国との戦いではなく、自国内の内乱によって絶命したのでしたよね。

だんだん見えて来たのじゃありませんか?
今日はこの辺で。
ご機嫌よう。



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