「医療事故」はお家芸

■2002年11月、東京慈恵会医科大学付属青戸病院の医師3名が、前立腺癌の患者に対する腹腔鏡手術で大量出血を引き起こし、適切な開腹手術に切り替えることなく腹腔鏡手術を続行したために大量出血による脳死状態に患者を陥らせ、術後1カ月で死亡するに至らしめた。
その後の調査によって、執刀医3名には腹腔鏡手術の経験がなかったことが明らかとなり、1名は助手を2回務めていたものの、他の2名に至っては見学の経験すらなかったことがわかった。
業務上過失致死で起訴され、執行猶予付きの有罪判決が確定したが、学内における処分として懲戒解雇や出勤停止などの懲罰があった上で、厚労省も医業停止2年などの処分を加えている。

■2013年8月、相模原にある北里大学附属病院で、血液疾患で入院していた60代の患者に対し、30歳の女性医師と28歳の男性研修医が血液採取のために患者の右頸部にカテーテルを刺した。
ところが静脈2カ所を傷付けたことから出血し、できた血腫が気道を圧迫して患者は呼吸困難になって11日後の同年9月に死亡した。

■2月20日報道によれば、東京女子医大病院で2歳男児が死亡した事実内容が明らかになった。
手術後に集中治療室(ICU)に入れられた同男児に対し、人工呼吸中の子供への投与が禁止されていた鎮静剤「プロポフォール」を大量投与して死亡させていた。
遺族は「人体実験のような適用拡大」だったとして、告訴状を警視庁に提出した。
同様の医療事故(過失致死もしくは殺人)は過去に11件、いづれも死亡事故だった。
また、同病院では過去に、人工心肺の操作ミスによって患者が脳障害により死亡した事案があり、この件では事故隠ぺいのためカルテの改ざんもみられた。

■3月6日報道、群馬大学病院で腹腔鏡手術による肝臓の手術を受けた患者が、過去4年間で8人も術後4カ月以内に死亡していた問題が発覚。
執刀医はいずれも第二外科の40代の男性医師。
「腹腔鏡の技量についてかなり悪い。止血操作にしても全部悪い。相当下手である」と遺族の弁護団はコメントする。
今後、刑事告訴を検討している、と明らかにした。

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上記の東京女子医大病院における「人体実験」ともとれる医療事故は、実は同病院内の医師と職員による内部告発でした。
告発を受けた週刊文春が取材をおこなったところ、病院側は異状死の届けを出さないまま死亡の翌日に病理解剖し、2014年2月24日に火葬(死亡は同21日)した上で、火葬の翌日に初めて所轄署である牛込署に異状死を届けていたことが判明します。
非常に悪質です。

関わっているのは男性医師らなのですが、「なぜ女子医大病院に男性医師が居るのか」といった素朴な疑問があがっているようです。
卒業生である女性医師の場合は、院内においてどこかの派閥に入る必要が出て来るんですが、他の医大を出て医師免許を取得した男性医師の場合、出身校に有力な派閥がない者から順に女子医大病院に雇われて来ることになるんです。
そこ(女子医大病院)で白紙の状態なので製薬会社との癒着がやり易くなって来る。
教授などとの確執がないからです。
すると副反応を含む様々な臨床試験の依頼が来ることになって、患者側への詳しいインフォームドコンセントなどもないままに「人体実験」めいたことをやってしまう暴走が発生しやすい環境を産んでしまうんですね。
しかも病院側はそのこと(医師のアルバイト)を黙認している雰囲気があるんです。

また、慈恵会大学病院にせよ群馬大学病院にせよ、腹腔鏡手術の経験を積むことが目的で、患者の病気を治療するという目的が二の次になっている現状は医療の根幹が無視されていることであって、これほど危険なことはありません。
だから一般的な疾患で治療を受ける分には大学病院も良いとは思いますが、先端医療・最新医療を受けようとすれば大学病院はやめておく方が無難です。
死亡をともなうような医療事故を起こした場合、莫大な補償とともに地域での信頼回復が長期に渡ってしまうので、民間医療施設では必死になって防止策を執るはず。
しかし大学病院は厚労省の管轄ではなく文科省管轄の教育施設という扱いになっているため、患者が死んでも「それもまたスキルだ」などと開き直りが起こって来ることになる。

上記の北里大学病院なんか、カテーテルですからね。
その操作すらまともにできないウデだったら、何をさせても無理ですよ。

ユニクロのヒートテックのCMでどこかの心臓外科医が出て来て偉そうなことを言っていた。
「多少の患者の死に打ちひしがれては居られない」だとか何だとか。
こんなのが居るから医療事故がなくならない。
ああ、情けない・・・

本ブログの一番最初が「カントンの犬」という記事でした。
併せてお読み頂ければ幸甚です。


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なぜ、美化してしまうのか?

こんにちは。
初めて読みました。

この国では、医療に限らず、
「自衛」するしかないようですね。
自衛のためには「相手」の実態を知ることが必須。
インサイダーのディスクローズが欠かせません。

医療とか、いわゆる「福祉系」の業界は、
「美化」される傾向がありますから、
決して洗脳されないように自衛することでしょうか。

でも、ひとは、なぜ「美化」し、思考停止に陥ってしまうのか?
カネ・名誉・出世・栄達。
ニンゲンは「欲のかたまり」なのにね。
なぜか「美化」し「思考停止」。

また読みますね。

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