『私だけの十字架』

1977年から約10年間、テレビ朝日系列で放送されたのが『特捜最前線』だった。
水曜夜10時からの1時間番組で、私は水曜の夜だけは外で酒を飲むことがなかった。

警視庁特命課の課長を務めたのが、確か二谷英明扮する警視正だったように記憶している。
他にも藤岡弘とか誠直也とかが出ていた。

私がいちばん好きだったのは大滝秀治扮する船村刑事だった。
そしてエンディングの『私だけの十字架』という曲がたまらなく好きだった。

♪星の揺れる港を ふたり見てたあの日よ
 肩に受けた口づけ 愛の形見消せない
 あのひとは あのひとは
 私だけの十字架 

切ない歌はイタリア人歌手のチリアーノ氏だった。
私の思い出に残る名曲のひとつだ。
知人と思い出話をした際に、クロード・チアリだと主張する相手と口論になったことがあった。
今のようにネットが無い時代だった。

空撮で新宿副都心の高層ビルが画面に映る中で、このエンディング・テーマが流れると、理由もなくもの悲しい気分になったものだった。

なぜ刑事ドラマのエンディングに『私だけの十字架』である必要があるのか、そうした疑問は当時浮かばなかった。
むしろ『太陽に吠えろ』というタイトルの方に違和感を覚えた。
あれはいったいどういう意味があったのだろう。
『西部警察』は漫画っぽくて私はほとんど観なかった。
石原軍団というものにまったく興味がなかった。
ただ『特捜最前線』だけは違った。
おそらく脚本がきちんと出来ていたんだと思う。
アクションで見せるのではなく、物語で視聴者を引き付けるものがあった。

もう一度観てみたい。
こんどレンタルショップのDVDを探してみようと思う。


会員登録をしていなかった。



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