イナゴは果たして食べ物か

笑点はほぼ毎回観ている。
よほどの事情がない限り、自宅で観ることに決めている。
他人のお宅でだらしなく笑い転げる姿は見せたくない。

前回の放送で木久ちゃんがおかしいことを言っていた。
怒った顔をする木久ちゃんに歌丸さんが問いかける。「どうしたの」
木久ちゃんはこう言った。
「イナゴの佃煮を買って行ったお客さんが返品に来たの。虫が入っているって。」

私があまりにも大爆笑をしたものだから、キッチンで料理していた女房どのが飛んで来た。
「どうしたの」
ここで説明したのでは空気が台無しになる。
「べ、別に・・・」

これはMcに関する社会の騒動を皮肉った高度なジョークであって、しかも清潔感に敏感になりすぎる日本人への皮肉でもあるわけだ。

小学校の頃、出された給食にイモムシが入っていたことがあった。
キャベツを使ったスープか何かだったと思う。
女子生徒の何人かは嘔吐する生徒も出ていたが、その時の女性教師は平然と
「野菜を食べたいのは人間だけじゃないのよ。それだけ安全な野菜を給食室のオバサンたちは選んでくれているんじゃないの。気が進まない人は残しても良いよ。」
と言い放った。当時の日教組にも骨のある女性教師がいたらしい。

当然ながら児童たちは沈静化して、それ以上の問題にはならなかった。

異物混入と言っても、入っても仕方がないものと許されざる物とがある。
そのあたりの線引きはしなければならない。

かつて私が子供の頃に、3秒ルールというものがあって、地面に落ちた物でも3秒以内であれば拾って口に入れても大丈夫だというもの。
昔はまだ、歩道などが舗装されておらず、砂利道が多かった。
だからいかに3秒以内であれ、砂利が付いたおにぎりとかは子供でも食べられないことがわかった。
つまり自分で判断すれば良いわけだ。

この判断能力が徐々に日本人から失われているように思えてならない。

私の女房どのは、イナゴも蜂ノ子も昆虫は一切口にしない。
「どうして?」と聞くと
「そんな物食べなくても立派に成長して来たから」とのたまう。
間違いではない。

しかし、珍獣ハンターのお嬢さんがいろんな国でいろんな食材を食べているのを見ると、日本人は本当にこの先大丈夫なんだろうかと、余計な心配をしてしまう。

Mcが正しいのか。
それとも木久ちゃんが正しいのか。
今夜は眠れないかも知れない。

とか何とか言っては、酒ビンに手が伸びる私ではあった。




スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR