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ランタン・フェスティバル

昼カレーを食べながら、観るものないから仕方なくTBSの下劣なワイドショーを観ていたら、中国の武漢で発生しているコロナウイルスによる肺炎で死者が出ていることに関して、感染症の専門家が出て来て「ヒト・ヒト感染の可能性はあるものの、それほど危機感を抱く必要はまだありません」と言った上で「普通の風邪対策と同じようにうがいや手洗いなどをしっかりやっていれば良いのでは」と発言した。確かに死者とは言ってももともと心筋症の既往症があった患者さんらしく、健康的な人物が肺炎によって死亡したわけではないそうで、あまり騒ぎ立てる性質のものではなさそうだ。

それよりも麻疹や狂犬病の方がよほど感染力や致死率が高いので、闇雲に無責任ニュースに振り回されないようにしたい。

しかし、ネット情報をいろいろと覗いていたら、タイにもこの感染症による患者が確認されていた。

「え?」と思って記事を読んだところ、バンコク郊外のスワンナプーム国際空港に13日に到着した中国人女性(74歳)だったという。「何だ、また中国人だったのかよ」

ソウルで隔離されたのも中国人だった。武漢に立ち寄っている。

神奈川で隔離されたのもやはり中国人だった。中国の自宅で肺炎の治療をしていた身内を看病したのだと言う。(でもそれってヒト・ヒト感染じゃねーか。TBSよ何とか言ってみろ)



日本にある中華街と言えば横浜と神戸と長崎で、規模がいちばん小さいのが長崎。鎖国時代の長崎の町は、幕府が故意に狭く造らせた。そこに欧州各国がやって来て、各藩の出先事務所が作られた。もう大混雑だったわけ。造船所のドックが作られたのも、炭鉱開発が進められたのも、外国からの船が集まったから。

現在の長崎の主力産業は造船で、その他は観光業くらいしかない。観光業のシーズン・オフなのは2月で、年度替わりや入試・入社を控える時期のために観光客はぐっと少なくなる。卒業旅行の女子学生の小グループが散策する程度。

そこで長崎の華僑の連中は知恵を絞った。本国では春節で民族の大移動がありヒト・モノ・カネが動く時期。それに合わせて「ランタン・フェスティバル」をやったらどうだろう、と。オフ・シーズンなのでホテルの予約も格安で取れる。旅行代理店も割引きするはずだ、と。

この案は見事に大ヒットして、私が東京本社に会議で出張した際には、羽田から浜松町までのモノレールの吊り広告はランタン・フェスの真っ赤なポスターで埋め尽くされていた。

観光シーズンの空白期間を利用して、割安でエキゾチックが味わえるランタン・フェスは全国で大評判となった。発案したのは長崎の華僑たち。数年遅れで神戸も横浜も後に続いた。

やはり横浜・神戸の規模で集客されては長崎に足を運ぶ観光客は激減したが、それでも毎年続けられている。長崎の華僑は福建省出身の人が多く、中国沿岸部であることから航海の守護神として信仰されている媽祖(まそ)という道教の女神がフェスティバルの中心になっている。毎年ミス・ナガサキなどの綺麗どころが行列に花を添えている。

イベント会場になるのは、中華街にある港公園という場所。そこには道教式の祭壇が祀られ豚の頭などが供えられる。豚の頭にはサングラスなどが掛けられて、ギョっとなったり可笑しくなったり。

しかし昨今は、豚コレラのこととコロナウイルスのことと・・・。それでなくてもインフルエンザの流行期。意味のない人ごみには近づかない方が良いのかも知れない。

また大型クルーズ船は長崎に入港するのだろうか。「中国人は、千年たっても大声で騒ぐんだろうな」これは従兄弟の意見。中華菓子の麻花兒(マファール)のことを長崎では「よりより」と呼んでいる。素朴な揚げ菓子で好きなんだけど、近くでは手に入らない。「ま、いっか」






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