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孤立

むかし私の親族に高血圧の女性がいたのだが、彼女が勤める会社の慰安旅行で五島列島にフェリーで向かった。3時間ほどかかる航路なのだが、ほぼ中間地点の頃に彼女はクモ膜下出血を起こして意識不明になった。

フェリーは引き返すこともできずにそのまま目的地の港に入港し、待機していた救急車で病院に搬送されたが、1時間以上も治療が受けられなかった彼女は植物状態になり、駆け付けた子供たちが延命装置を止めてくれと願い出るのに1週間もかかった。

「陸上であればいろんな救急措置がとれたのですが、長距離フェリーの中で発症したのは不運だったと言わざるをえません」担当医はそう言ったという。



ふとこんな昔のことを思い出したのは、関西国際空港に取り残された利用客3000名と、施設で働く関係者約2000名、合わせて5000人が孤立しているという。神戸港から発着するシャトルボートは1回につき100人ほどしか運べないとかで、気が遠くなるような救助作業が始まった。

5000人もいれば、おそらくは亡くなった親戚のようにいろんな持病を抱えている人もいるだろう。

アメリカ海兵隊のオスプレイや海上自衛隊の護衛艦は使えないのだろうかと思ってしまうのだが、知識もないのに無責任なことも言えない。



命に関わるような持病をお持ちの方やご家族にそのような人がおいでのご家庭は、万が一のことを常に念頭に置いておかれたい。

同胞を案じるのは朝鮮人だけではない。ましてや国際空港ともなれば外国からのお客さんもたくさんおられるだろう。自販機も動かなくなったと言われる関空は、日本人の秩序立った行動が示される時だろう。




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