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予兆は現実化する

韓国の統一地方選の結果が出そろった。政権与党である「共に民主党」の圧勝で終わった。大統領の席をめぐって文と争った「新しい未来党」のアン・チョルス氏も、ソウル市長現職の与党パク・ウォンスン氏に敗れ、パク市長は3選を果たした。

民主党の候補は軒並み当選を果たし、伝統的に保守系が強い地域でも民主は優勢に運んだ。

暫定投票率は60.2%となって過去23年ぶりの高率だったとされる。

これは前日におこなわれたシンガポールでの米朝会談の影響が大きかったと韓国各紙は報じており、総じてこの会談が韓国の未来を明るくするものとする報道が主流になっている。祝賀ムードの中で一気に地方選挙に流れ込んだ形になった。

ただ、その祝賀ムード、もっと言えば今年「高麗建国1100年」を迎える韓国はナショナリズムの高揚を迎えている中で、文政権はこの勢いに乗って一気に連邦国家の樹立へ突き進む可能性が高まった。
国民が浮かれ踊るムードにあれば、企みごとは進め易くなる。

とは言え、あの文という男の怪しげな風貌は何かしら裏工作を弄している可能性は否定できない。京都で次世代の党への票が共産党に流れていたように、どうもこの選挙結果には納得が行かない節もある。

蟹は自分の甲羅に似せた穴を掘ると言われるが、アメリカが軍事的影響力を削減し、韓国政権が北寄りのほほ笑み外交を進め、失業率対策よりも利上げによる金融引き締めをおこなって有力企業の重役会に組合員を強制的に配置させれば、韓国は文大統領の在任中に地獄を見る。

2,537万人とされる北朝鮮の国民は、258万人しかいないピョンヤン以外の2,279万人が飢えに苦しんでいる。韓国の人口が5,125万だから半数近い。
それに対して韓国のGDPが1兆4110億米ドルなのに北朝鮮のGDPは124億米ドルほどしかない。100分の1にも満たない状態だ。つまり韓国国民が拍手を送っている板門店会談やシンガポール会談によって、じわじわと北がすり寄って来ているのであって、確実に韓国人の生活水準は劇的な下げ方を示すことになる。単純だが以下の計算式が有効になって来る。

[14,110(韓国GDP)+124(北朝鮮GDP)]÷[5,125万人(韓国総人口)+2,537万人(北朝鮮総人口)]

つまり一人あたりのGDPが27,539米ドルある韓国国民の生活水準が、14,234(億)÷7662(万)となって18,577米ドルまで下がるのである。

もっと言えばピョンヤン以外の生活インフラはほとんど手付かずであって、農業インフラも治水事業も放置されたままの状態だ。

確かに北朝鮮には豊富な地下資源があることはある。しかしその利権のほとんどは中国人民解放軍の旧瀋陽軍区の幹部らによって押さえられている。金一族はその利権を切り売りすることで、北京中央政府からの内政干渉をくぐり抜けて来た。
終身国家主席を宣言した習近平は解放軍の編成にメスを入れて瀋陽軍区の利権を取り上げた。
つまり韓国(南朝鮮)には口にできる果実が残っていない。あるのは痩せて荒れた農地だけなのだ。
大雨が降れば簡単に洪水が発生して田畑は水没する。農業機械もなく、あるのは痩せた牛だけ。

中国では都市戸籍と農村戸籍に身分分けされているが、それと同じことを朝鮮半島でもやろうとすれば北朝鮮国民は南朝鮮の奴婢になってしまうだろう。まさに李氏朝鮮の再来だ。
しかしだからと言って韓国国民が両班のような王侯貴族の暮らしができるかというと、とてもそんな原資は生れて来ない。文大統領が目指しているのは社会主義革命だからだ。

結局は食う物がなくなり経済が回らなくなって、日本列島に恨みつらみをぶつけて来るしかなくなる。「戦後賠償」だ何だと言って。
その前兆が先日の12日(米朝会談)であり13日(選挙)だったわけ。

その前に韓国は世界各国への多額の支払い期限を迎えるので、未来を迎えることができるかどうか。
そこが問題だ。

さらに、米朝会談で北朝鮮に対して大幅な譲歩を示したトランプ大統領だったが、アメリカ議会からはボロクソに言われている。
日本の藤井なにがしは「北朝鮮に花を持たせて、トランプは実を取った」と大成功と褒めたたえたが、果たしてそうだろうか。
だから現在の北朝鮮へ対する経済制裁はしばらくこのままになる可能性が高い。
すると北朝鮮は背に腹は代えられぬとばかりにイランへミサイルを売りに出る。イランまで運ぶ必要はない。イラン国内に北朝鮮の製造工場があるからだ。だから代金としてイランの石油が北朝鮮に入っている。
アメリカとイスラエルはイランを叩こうとするが、そうなればロシアがシリアのアサドと密会をしているからレバノンあたりで火の手を上げる。

そういう流れが読めて来る。アメリカ海軍の原子力空母3隻は、朝鮮半島に張りつく必要が当面なくなったということである。
文がゴソゴソし始めたら、FRBに利上げをさせるだけで良い。「坊主殺すにゃ刃物は要らぬ・・・」ってか?

次回はそのアメリカの本性を解説しよう。


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