「サーバリックス疑惑」のその後

本年5月5日の本ブログで、サーバリックス疑惑と題する記事を書きました。
この子宮頸がんワクチンに関して、当時厚労大臣だった舛添要一と、この薬品を強力に薦めていた公明党の疑惑を取り上げたものでしたが、一方で舛添厚労大臣は新型インフルエンザの発生を利用して、全国の医療機関にタミフルの備蓄を指示してもいます。
こうした特定医薬品を行政として大量に導入するという手法は、明らかに官民の癒着を匂わせるものでした。

サーバリックスの接種が開始された直後から、全国で激しい副反応の報告が寄せられたため、行政は「積極的な接種の呼びかけはやめる」としました。
さらに、タミフルの効果も疑われ始めています。
要するに舛添元大臣の業績は、ことごとくメッキがはがれ出していることになるのです。

さて、ここへ来て世界の医療は変革期に来ているらしく、アフリカではエボラ出血熱、日本ではデング熱、さらに中国では肺ペストの流行が確認されています。
産経ニュースの電子版によると、リベリアでエボラ出血熱に感染したフランス人の女性看護師が、日本のインフルエンザ治療薬を9月19日から投与されていたところ、快方に向かっているとの報告が10月3日までに上がっているようです。
この薬は富士フィルムホールディングスの子会社である富山化学工業が開発したもので、ファビピラビル(商品名:アビガン錠)という名の「RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤」です。

舛添が抗インフルエンザ薬として導入したタミフルは、スイスのロシュ社が販売するオセルタミビルリン酸塩でタミフルは商品名です。
この薬の機序は、ウイルスが宿主細胞から拡大分離しようとする際に必要となる酵素を阻害することでウイルスの増殖を抑制するという設計になっています。
ところが同じ抗インフルエンザウイルス薬であるアビガン錠の場合は基本的な設計が異なり、宿主細胞に侵入したウイルスが遺伝子複製を作ろうとする作業そのものを防ぐ仕組みになっています。
タミフルは複製遺伝子の分離を抑制するものであるのに対して、アビガン錠は複製そのものを抑制するという違いです。

アビガンは200mgの錠剤に作られており、成人患者の場合、1日目に8錠(1600mg)を1日2回、2日目から3錠(600mg)を1日2回で5日まで経口投与します。
投与期間は最高5日までで、その後は経過観察とします。
すなわちフランスの看護師の場合は9月19日から投与が始められたので、実質9月23日まで続けられたものと見られ、その後投与開始から2週間経過を看ていたところ病状が改善したことを確認した、というものです。
(なお、妊婦ならびに妊娠の可能性がある女性への投与は禁忌となっています)

ただしこの薬は本来が抗インフルエンザウイルス薬であることから、新型インフルエンザが流行し他の薬品が効かないと国が判断した場合に限って厚労大臣の要請を受けて製造を開始するという特殊な仕組みになっていて、今回のフランス人看護師の場合は特例としてフランス政府からの要請を受けた日本が富山化学に発注したものです。
すなわち、時の政府の行政能力が健全であることが大前提になっているのであって、政府がパニック状態になっていれば製造指示が後手後手に回る危険性があることになるのです。
厚労省は舛添という前科を負っているのであり、その点を国民はしっかりと認識しておく必要があるでしょう。

エボラ出血熱の死亡率は50~80%ですが、人間間で空気感染するとされる肺ペストは100%だと言われています。
ペスト菌はネズミやリスなどのげっ歯目が宿主でノミなどが媒介するとされています。
中国で発生しているペストは主に内モンゴル自治区などで確認されていて、ここでは飼い犬の餌にする目的で野生のリスやウサギなどを解体していたとか。
つまり開発が遅れている地域のようであり、観光客として日本へ入国する可能性は限りなく低いものと考えられますが、中国国内でどの程度感染拡大するか次第という考えもできるようです。
大量の民衆が抗議デモを起こしているのは香港だけではないのです。
中国各地で起きている反政府暴動がペストの拡大に一役買うかも知れません。

症候群サーベイランス情報は定期的に目を通しておいた方が良いですよ。
いい加減な政治家がこの国の首都圏を支配している間は、特に。





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