見えて来たもの

米国発の金利引き上げを受けて欧州も同調基調にある。そこで日本はフィリピンとの通貨スワップ協定を結んで、ASEANでの外資の「売り浴びせ」への予防線を張った。つまり「アジアの経済は日本が守る!」と宣言した格好になっている。

これに焦りを見せた韓国は、10月9日という祝日(ハングルの日)にも関わらず、中国とのスワップ協定の継続を求めるべく話し合いに臨むとされている。

あのね、こういった数週間先のことが読める段階に来ると、北朝鮮は歩調を止めて観察に入るのさ。つまりミサイルを発射したり核実験をやらかしたりする可能性が低くなる。これまでの経験値から言うとそういうことになる。

そして、ここからが本日の本題に入るんだけど、こうした世界経済の潮流を安倍政権は読んでいたのではないかということ。

日韓合意というオバマからの強い意向を受けて、岸田とイタチが握手したじゃないか。あの合意には日本国民も韓国国民も強い不満を持っていた。しかし、「最終的かつ不可逆的に」との合意は、とてもじゃないが韓国は履行できないだろうとの予測が日本側にあったとする。その上でどうして反対意見を押し切ってまで安倍内閣がやったかと言うと、麻生さんが言ってるじゃないか、「約束を果たせない国とはカネの貸し借りはできない」と。そこにつながって来るんだよね。だから「日韓合意」というのは「スワップ協定は二度と結ばない」という作戦だったと見れば、すべては納得が行くじゃないか。

FRBがいつまでも金利上げを引き延ばすことはないだろうという思いと、アメリカが引き締めに入れば欧州各国は雪崩を打ってそれに従うだろうという読み。だから黒田日銀が終わると同時に日本も通貨緩和を終わらせる方向に運ぶ必要があって、すなわち消費税増税をする余裕はなくなるということ。

黒田バズーカのソフトランディングを模索していた政府とすれば、FRBがやったことが一つの口実になる。アメリカが年末だとすれば日本は遅くとも来春までだ。

安倍さんが消費税のことについて言葉を発したのは、あくまでも増税した場合の使途のことであって決定事項と宣言したわけではないということ。そのことを選挙前に国民は気付いておく必要があるということ。希望や立憲に騙されてはいけないということ。

欧米が通貨の引き締めに入れば、必ずASEANの経済に「売り波」を仕掛けて来るから、先手を打って日本はフィリピンとスワップ協定を結んだのであって、インドとの信頼関係も増強している。こんな先読みができる政権、他に誰がいる?

日本は食糧もエネルギーも輸入に頼っているから、為替の動向が命綱なんだよ。そこをおろそかにする政治は日本では成り立たない。

バブル崩壊後の不良債権の処理に苦しんだ日本は、内需を拡大させて輸出頼みから脱却した。だから輸出頼みの韓国とは経済の仕組みが違っている。さぁそうなると、円安傾向から円高が始まるとどうなるかだが、輸出より輸入が大事な日本では輸入品が格安になって来るんだよね。トヨタや日産は外国に工場を造ったけれど、毎日食べてる豆腐の原料となる大豆はほとんど外国から買っている。高いより安いが良いじゃねぇか。そうだろ?
輸入コストが安くなることとデフレは関係がない。誰も損をしないから。TBSなんかに出て来る下手なアナリストから騙されないようにしようね。

「安倍政治を許さない」と言ってる団体の背後で糸を引いているのは財務省をはじめとする官僚組織だ。既得権益を政治家に手渡すわけには行かないから、言うことを聞く無能な政党に政権を取ってほしいわけ。だから「希望」が仮に政権を取ったら、増税は簡単に成立するぜ。赤子の手をひねるより簡単だもの。小池以外に誰がいる? 「戦争法案反対」と言ってプラカード持ってた連中じゃないか。

石破の名前がチラホラしてるけど、アレは「増税しないとハイパーインフレが来る」と、まるで財務官僚の代弁者になっている。経済音痴に経済を語らせてはいけねいのよね。小池が豊洲を止めたことで、東京の財政は悪化している。これもまた音痴の成せるわざ。河野外務大臣があそこまで自信たっぷりに強硬姿勢に出られるのも、背景にきちんとした理論武装があるからなんだよ。

私は別に「希望」の足を引っ張ろうとは思っていない。現在の日本人の身の丈に合った政権ができるのならそれもまた「むべなるかな」とは思ってる。だけどバラエティあたりに振り回されるってのは、ちょっと情けなくないか? いわんや小池とかさ。ほとんどクレヨンしんちゃんのレベルだもん。

ジグソーパズルのピースが、次第に形になって来ている。早く気付いた者の勝ちだ。設備投資を考えている経営者は、急いだ方が良い。そしてマンションをこれから買おうという人は、ちょっと様子を見てからにした方が良さそうだ。悪いことは言わないから。






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