ドイツを知る

日本は第二次世界大戦においてドイツ・イタリアと三国同盟を結んだことから、戦勝国である連合国(のちの国連)がこの三国を否定して現在に至っている。

だからドイツと日本が仲良しであるかのような誤解が生まれ、戦後教育でも「ナチスと日本は悪いことをやったのだ」という刷り込みをやっていた。

しかし、長い歴史の中で本当にドイツは日本の味方だったのだろうか。

三国干渉とは日清戦争に勝利した日本へ対して、フランス・ドイツ・ロシアが口を出して来て、下関条約によって日本へ割譲された遼東半島を清国へ返還せよと言って来た話だ。明治時代のことである。

その後、日中戦争においては、ドイツの銃器をライセンス生産する中国が日本軍を脅かした。つまり日本の侵出を快くなく思っていたのがドイツだったのであり、高性能な銃器を当時の中国が持てるはずがなかった。

ヨーロッパ各国が大航海時代を通じて東南アジアを植民地にして発展を遂げたのに対して、ドイツとロシアは出遅れていた。シベリアルートが未開発だったからだ。だから中国を食い物にする必要に迫られていた。しかし日本は明治新政府を建ててロシアの脅威に立ち向かうべく大陸への進出を余儀なくされていた。そこに互いの利益のぶつかり合いがあったのであって、古くから日本とドイツの仲が良いという幻想は捨てた方が良い。

現に中国の公安警察の車両はワーゲングループによって埋め尽くされている。フォルクスワーゲンという企業はドイツの国策企業で純然たる民間企業ではない。日本におけるJRのようなものだ。

だからアメリカのトランプとドイツのメルケルは仲が悪い。そして日本のアベがトランプと睦まじくしているのはメルケルにとって好ましくない画像に映るわけだ。

このドイツはEUの主人公になっているのだが、イギリスはEUからの離脱を決議した。自動的にEUの資産価値が減少することを意味している。

イギリスの離脱を横目に見たスペインのバスクでも独立運動が活発化した。

このままでは他人事ではなくなるぞと思っているのがフランスだ。ベルギー発のテロに悩ませ続けられたフランス国民も、いつ離脱(国境閉鎖)を言い出すかわからない。



少なくとも、朝鮮半島危機を目の前にしている日本人は、ヨーロッパの動きに鈍感になりがちだが、ドイツを味方だと思い込まない方が良い。トランプとメルケルが仲良くなった時には危ないと思っておいた方が良い。

いつだって日本の障害になり続けたのがドイツなんだという認識は持っておきたい。





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