無責任な朝鮮半島

日本と韓国との間の通貨スワップ協定は2015年2月で終了している。これは日本の方から申し入れた終了ではなく、韓国政府から「要らない」との話だったことから、麻生財務大臣が「あそう」と言ったまでのことだ。

当時の韓国大統領は朴であり、中国の抗日パレードに笑顔で参加しており親中・反日を強行していた。2015年とは大東亜戦争の終結から70年目を迎える年であり、「中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念行事」と題して9月3日に北京市の天安門広場で閲兵式(軍事パレード)をおこなった。9月3日というのは、日本が連合国に向けて降伏文書に調印した日(9月2日)の欧米版であり「中国は連合国である」というアピールに相当する。

しかし日本が戦った相手は国民党率いる中華民国だったのであって、中華人民共和国の建国を毛沢東が宣言したのは終戦から4年後の1949年10月1日のことだ。日本と中国共産党は国家として戦った事実はない。であるから日中戦争の定義も9月3日という定義も、日本側から見れば完全におとぎ話の世界だということになる。

そのおとぎ話の世界に踏み込もうとして、アメリカと中国を両てんびんにかけて良い目にあおうとしたのが韓国の朴おばさんだった。2015年の9月に天安門広場で軍事パレードに招待されていた朴おばさんは2月に期限を迎える日韓通貨スワップを継続延期することが都合が悪かった。青瓦台で経済部の部長に「断ってしまえ」と命じたはずだ。だから日本の麻生大臣も「頼んでまで延期すべきことではない」と言って協定は白紙に戻った。

この時点で韓国にしてみれば、「中国の傘の下にさえ居れば何も不安はなかろう」という算段ができていたわけであって、何百年も続いた事大主義はいまだに生きているという証のような出来事だった。

ところが北朝鮮の核とミサイル開発を口実にして、アメリカのオバマ大統領が韓国内に高高度ミサイル防衛であるTHAADミサイルを配備すると要求してきた。弾道弾の迎撃ミサイルだから常時Xバンドレーダーが稼働することが前提になっていて、この強力なレーダーの守備範囲が北朝鮮ばかりか中国の軍事施設を丸裸にすることがわかった。これに中国が猛反発し朴おばさんに「絶対引き受けるなよ」と恫喝して来た。韓国の首都は北朝鮮との軍事境界線のすぐそばであり、かつて何度となく首都移転計画が模索されたが遷都は成功しなかった。その軍事的な脆弱性を抱えた韓国は在韓米軍に守ってもらっているという弱みがあるためにオバマの要求をむげなく断ることができない。アメリカと中国を上手く天秤にかけて「良いとこ取り」を企んでいた朴コウモリは両方から「どっちに付くのか」と迫られた。そこへ降って湧いたのが「チェスンシル事件」だったわけ。

北朝鮮はミサイル実験を続けるし、日本は知らん顔に変わってしまったし、アメリカと中国は「さぁ、どうするどうする」と迫って来るし、世界に輸出した鉄道や建築物や自動車やスマホが次々とトラブルを起こして世界中から白い目で見られるしで、完全に韓国は世界から孤立してしまった。事の始まりは天安門広場の軍事パレードへの出席だったわけ。朴おばさんがコウモリになろうとして「日韓通貨スワップなど要らない」と言わざるを得なかったことがすべての始まりだったわけ。

韓国経済は政府の経済対策の失敗続きでボロボロの崩壊寸前になっていて、民生品から軍用品に至るまでが背任や横領でまともな物が造れずにいる。消防士が使う防火服までが性能不足だと言うのだから完全に収拾がつかなくなっている。造船所などは労働者のストライキが続く中で経営側は大規模なリストラを練っている。そんな中で新たな大統領が「非正規社員を正規雇用に」「公務員を大幅に増員する」と言い出した。そんな原資はどこにもない。経済対策に失敗した大統領を引きずり降ろした男は経済のことを何も知らない者だったということがはっきりした。

そして中国の人民元が基軸通貨になるだろうと予測した朴おばさんが結んだ中韓通貨スワップ協定の継続期限が2017年10月10日に迫っている。

在韓米軍はすでにTHAADシステムを韓国国内に設置していて、中国政府はこれに猛反発。韓国製品の中国国内での販売に規制をかけ、韓国への団体観光ビザを停止した。韓国の対中国依存度がどれだけ高いかを中国は知り抜いている上で兵糧攻めに出ているわけだ。だから文政権とすればアメリカにTHAADを引き揚げさせたいわけだが、北朝鮮がミサイルを打ち上げ続けている以上はそれもできない。この将棋、完全に詰んでいる状態。

資金もなく製造技術もないとなれば軍事も経済も強い者に頼るしかなく、前回のように両者を天秤にかけて両方からそっぽを向かれるようでは失う一方だ。世界から消える国家が南スーダンなのか韓国なのかといったところ。

北朝鮮のジョンウンがICBMの発射命令を出さない可能性が出て来たと言われている。そうなると米朝会談が現実化するが、実際には欧州などで非公式な高官レベルでの接触は繰り返されている。つまりジョンウンが以前から求めていた「アメリカとの交渉」がどんどん現実化して来ているということ。たとえアメリカが核保有国として北朝鮮を認めないにしても、交渉は開始されるということ。

だから米軍基地を置いている日本とすれば、米韓合同軍事訓練の行方と韓国の「戦時作戦統制権」を文おじさんがどう扱うかという二点に注目しておかなければならない。

10月10日に期限を迎える中韓通貨スワップ協定のことと、北朝鮮のICBMとは個別のことではなくすべてがつながっているということ。

日本の憲法9条をどう扱うのか扱わないのか、決定だけは急いだ方が良くはありませんか、日本のみなさん。すぐ近くの国が猛スピードで動いている。

ワシントンでは、日米の外務、防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)が開催される。

日本はすでに当事国になっている。他人事のように思っている日本人はいないだろうか。





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