ザ・デストロイヤー

野田と言ってもドジョウではない。聖子の方だ。「月とスッポン」と言ったら言い過ぎだろうか。

彼女はなかなかクセが強くて、自民党総裁の器ではないにも関わらずあちこちでアピールしているらしい。「南シナ海への中国進出は日本とは無関係だ」とか寝言を言っている。要するに世界が見えていない点は確かだ。世界が見えていない人物が総裁になれるわけがない。経歴も申し分なく個性もはっきりしている。竹中平蔵に面と向かって敵対できる人物が他にいるだろうか。

ただし話はここからだ。

彼女が引き受けたポストは第二十代総務大臣。前任者は言わずと知れた高市早苗さんだ。NHKにぴしゃりとクギを打ったことで知られている。だ・か・ら、現在の野田聖子にとって主たる仕事は外交問題でもなければ政策論議でもない。NHKをはじめとする日本のメディアへの「手痛いしっぺ返し」なのだ。安倍総理はそこを狙っている。こんな仕事、他の議員にできるだろうか。野田聖子のアクの強さがここでは活きて来ることになる。

高市大臣の前が新藤さんだった。お友達内閣と揶揄されたが、実際にはNHKが煙たがった人物。つまりNHKにとったら第二次安倍政権というのは鬼門なわけ。特に直接関わって来る総務大臣は仮想敵国と考えている。NHKがなぜ反日放送を繰り返すかというと、右傾化方向が強い安倍政権に危機感を持っているから。だから内閣を改造しても安倍さんは絶対にNHKに甘い顔をする総務大臣を立てない。官邸とNHKが対立しているから。

つまり、安倍内閣にとって次期総裁選の敵になるとかいった判断ではなくて「いま目の前にいる敵」をせん滅することが先なわけ。それがNHKをはじめとするメディアだということ。

そして返す刀で「消費増税はスケジュール通りで」と発表すれば、財務省に絡め取られている石破の出足をくじくことにもなる。日本の首相は策士でなければ世界を相手にすることはできない。

野田聖子のような素材に危機感を持つならば彼女の言動は危険すぎるかも知れない。しかし彼女はそこまでの資質を持っていない。彼女の資質を知っているわけではないが、人望が集まらないということはそれだけの人格だということになる。経歴と人格は比例しない。

郵政民営化に反対した経歴はあるものの、ここまで激動化した世界情勢を見極めるだけの能力があるとは思えない。あるとすればNHKの解体が関の山ではなかろうか。それだけでも戦前戦後の日本の一大事になって、歴史に名を遺す偉業になるかも知れない。野田聖子にとったら絶好のチャンスなのだ。「南シナ海」がどうだこうだと言ってると、幸運の女神はどこかへ去ってしまうかもしれない。



掴み取ったチャンスは何なのかを、よくよく自覚すべきだろう。それだけ(NHK解体という破壊力)の力量はあるのだろうから。

いずれにしても野田総務大臣には期待する一人ではある。早速のように外交・防衛のことに口を出している彼女の「焦り」を象徴しているが、安倍首相とまったく逆の主張だから流れを変えることは不可能だ。
野田氏がなぜ閣僚に登用されたかと言うと、あくまでも総務大臣としての破壊力なのであって、外交や安全保障に意見を持っていても何の役にも立たないのだ。魚屋が建築について口を出しても何の意味もないのである。

青山議員が言ったではないか「気にするな」と。



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