冬季オリンピック南北共催

世界的な流れは北朝鮮への制裁強化に向いている。これはアメリカがミサイルの射程に入る危険が出て来たからなのだが、身柄拘束をされていたアメリカ人大学生が昏睡状態で解放された挙句に死亡するという事件が起きたことから、人権に感心が強い欧米の間に北朝鮮体制の悪質さが急速に広がっている。

そしてこのことは中国によるウイグルやチベットの問題にも波及する予感を産んでいて、強烈に迫害されて来た法輪功の関係者らが、次々と中国国外で声を挙げ始めた。

ところがこうした世界的な動きに逆行する政府がある。新大統領を迎えた韓国だ。

文(ムン)が連れて来た都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官が、アイスホッケー女子を南北合同チームを結成すると言い出した。さらにこの基地外は「2018年平昌冬季五輪の南北共同開催を目指す方針である」と言い出したことから、北朝鮮への制裁強化に向かっていた世界から「制裁破りになるぞ」として危険視され始めている。

この基地外は平昌冬季五輪のスキーなどの雪上種目の一部を北朝鮮の馬息嶺(マシクリョン)スキー場で行う案を検討していることを明らかにしたが、この施設は周辺に宿泊施設が確認されておらず、開会式会場近くの選手村からの移動手段も確保されていない。要するに実現不可能な話なのだ。

文が引っ張って来た外交部の女性長官に複数の法的問題があることが暴露されているが、どうもこの政権、長続きしそうにない。
文にしてもその辺は自覚しているだろうし、世界オリンピックを危険にさらしても成し遂げたいことがあるらしい。大韓民国という国家の崩壊だ。日本の野田と同じことをやっている。

在韓米軍の地上戦力指揮部である米第8軍司令部がソウル龍山(ヨンサン)基地から京畿道平沢(ピョンテク)基地へ本格的に移転した。ヨンサンというのは首都ソウルの北にあって、38度線を越えて来る北朝鮮軍を最初に迎え撃つ司令部だった。それがピョンテクに移る。つまりソウルより南に移動するということはどのような意味になるのかだ。しかもピョンテクは港への交通アクセスが良くて、半島離脱がよりスムーズにできることを示している。バカでもない限りこれが何を意味しているかはわかることだ。

だが、この基地移転は実は1987年、盧泰愚(ノ・テウ)当時大統領候補の公約から始まった。1990年6月、龍山基地移転に関する米韓基本合意書が締結されたものの、移転費用問題などで保留され、2003年4月に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とブッシュ米大統領が早期移転に合意してから、本格的に推進された経緯がある。

現在の大統領である文とはこの廬武鉉の側近だった男であり、廬武鉉が合意した仕上げを文が進めている格好になったわけだ。
つまり「在韓米軍の追い出し」である。

こういった文脈を見て来ると、冬季五輪の「南北共催」という発案が唐突に出て来たものではないことが読めて来る。
ただしあまりにも現実味に欠ける話であって、世界中のアスリートのスケジュールや選手人生をもてあそんでいることになる。

済州ユナイテッドのサッカー選手のように、とんでもないことを仕出かすような気配になって来た。

【追加情報】

北米プロアイスホッケーのNHLが来年2月に開催される平昌冬季五輪に出場しないことを決定し、大会の盛り上がりや入場券の収益への影響が避けられなくなった。
国際オリンピック委員会(IOC)、国際アイスホッケー連盟(IIHF)などが説得に乗り出したが、平昌五輪への不参加の決定は覆らなかった。
アイスホッケーは冬季五輪で最も人気の高い種目に数えられ、NHLは1988年の長野五輪から2014年のソチ五輪まで冬季五輪に出場した。今回の平昌五輪のみ参加せず、20年(22年? 筆者注)の北京五輪には参加するとの立場だ。
NHLのチームオーナーらは、選手が五輪出場により経済的利益を得られないだけでなく、20日近くリーグを中断しなければならず、主力選手の負傷の可能性もあるとして五輪出場に消極的な立場だった。結局NHL事務局は各チームの意見を受け入れ、平昌五輪への不参加を決めた。
NHLが来シーズンの日程を発表したことで、平昌五輪の組織委員会は戸惑いに包まれた。

by【ソウル聯合ニュース】






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