豊洲問題の「すり替え」

豊洲新市場に問題があるということは既成の事実だった。土壌汚染がどうだこうだと専門家が指摘する科学的数値は科学的に対処するしかないのだが、実際問題として設計されていたものとは違う施工が成されていた点は事実なのだから、掘り返して埋め直すのか、地下空間にコンクリートを流し込むのか、あるいはそれが今後のメンテナンス上不都合だと言うのであれば、なぜ当初の設計が通ったのか、そこが問題だったはず。

誰が変更させて、誰が承認して、誰が施工し、誰が竣工検査をやったかだ。建築はそんなに甘いもんじゃない。ましてや公共工事の巨大プロジェクトだ。「知らぬ間に勝手に設計変更されてました」が通る世界じゃない。

「安全か安心か」などと抽象的なことで都議選に持ち込もうとしているが、土木・建築の世界は図面によって進行するカッチリとした世界なのだから、「こっちは安全で、あっちは危険だ」といった比較論ではない。

なんか当初の問題をみんな忘れてるんだよなー。ってか、ある特定の受益者によって話をはぐらかされたっつうか。

最近小池知事のイメージが悪化して来ていることと比例するかのように「豊洲新市場へ早く移転を」という声があちこちから聞こえて来ている。「地下水を仮に飲んでも大丈夫なのだから」と。「築地は本当に危険なのだから」と。

だーかーらー、比較の話じゃねぇってのに。なぜ当初の設計が途中で変更されたのか、という責任問題なの。水を飲むとか飲まないとか、そっちに話をすり替えるんじゃねぇっての。

こうした「本質論」をほじくり返すと、移転慎重派の小池にしても移転推進派の魚屋とか評論家とかがどちらも立場を失うことになる。どっちも本質から外れているからだ。土木・建築の世界を舐めんじゃねぇ!

はっきり言うと一番の責任者は日建設計だね。どこから圧力がかかったかは彼らしか知らない話。議会なのか都なのか、都だとしても市場長なのか都知事なのか。そして中途検査にしろ竣工検査にしろ「合格」を出したのは誰だったのか。そこがポイントなのでしょう? 「安全か安心か」なんて後から言い出したことじゃないか。

そしてこの日建設計は五輪の各競技場建設と密接にからんでいて、ここで森の名前がちらつくことになる。

ほらベンゼンがどうだこうだと言ってるうちに、話がすっかりすりかえられた。



戦後の焼け野原になった日本のあちこちで、駅前の一等地に朝鮮人が住みついてパチンコ屋を建てた。あれと同じことが東京で起きている。新聞テレビの社屋は一等地だらけだよね。代々木にあるNHKは移転前は神田にあった。TBSはどこにある? フジテレビはどこにある? 朝日新聞はどこにある? 戦後のパチンコ屋と同じ手口じゃねぇか。

東京都へ監査請求した築地の魚屋の言い分にも一理ある。しかし事の本質はあくまでも「建築設計の謎」にあることを忘れては、同じことが何度も何度も繰り返される。業界でメシを食った経験上、それだけははっきり言える。

公共工事で票を産もうなどと、下手な手品師が出て来るから厄介なのさ。

豊洲に巨大な冷蔵倉庫を建てた会社の話はしたよね。その工事を請け負った会社と前文部科学事務次官との血縁関係とか、元文部大臣の奥さんが誰だったかとか。

話をすり替えるプロのような奴らばっかだ。



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