不幸なモンスター

大阪で一人の在日朝鮮人女性が生まれた。1952年の6月26日のことだった。娘の父親は旧日本軍協力者の高ギョンテクである。母親は済州島にルーツを持つ大阪出身の在日朝鮮人だった。

二世として育った娘は「あゆみ」と呼ばれ、北朝鮮帰国事業で北朝鮮に渡る。平壌芸術大学を卒業し、万寿台芸術団に入り舞踏家として活躍する。

そこで金日成(イルソン)の長男である金正日(ジョンイル)の目に止まり喜び組に入れられる。ジョンイルの2番目の妻が外国へ長期療養に出たことから「あゆみ」は力ずくで3番目の妻にされる。



ジョンイルの2番目の妻(成蕙琳:ソンヘリム)は韓国生まれでのちに北朝鮮へ移って来た映画女優だった。キム・イルソンの直系の孫にあたる金正男(ジョンナム)を長男として産んでいたが、舅であるイルソンから結婚を猛反対されたためにヘリムとジョンナムは秘密の場所に隠された。ジョンイルはよほど惚れ込んでいたのだろう。しかし見つかれば一家3人は殺されるかも知れない。

ヘリムは隠れ家で生活しながらジョンナムを育てたが、夫である正日(ジョンイル)が「あゆみ」を愛人にしたことから精神疾患を患って療養のためにモスクワへ移り住んだ。

それでジョンイルの3番目の妻となった「あゆみ」はジョンイルの3男にあたる正恩(ジョンウン)を産む。

その後「あゆみ」に乳がんが見つかったが、「あゆみ」は切除手術を拒み抗がん剤治療を選択したことから2004年にフランスのポンピドー病院で死去した。



ジョンイルが女好きで女優やダンサーなどに次々と手を出していたことから、それぞれに生れた子供らに兄弟意識が育たず、ジョンウンは結果的に異母兄弟のジョンナムをマレーシアで殺してしまう。それまでにも何人もの「粛清」をやって近親者を殺害している。

3男のジョンウンは1984年生まれで、1996年にスイスへ留学し北朝鮮の在スイス大使が身辺の世話をしていた。この頃に国際感覚が育ち、日本を含む欧米各国の先進性を理解していた。

2000年に帰国したジョンウンは、金日成総合大学に在籍し情報工学を学ぶとともに金日成軍事総合大学で砲兵指揮を専攻している。

したがって現在のピョンヤン放送が日米韓に対して口汚く罵るのもジョンウン得意の「情報工学」ということであり、砲撃や弾道ミサイルを撃ちたがるのもまた「砲兵学」があるからだ。



ヘリムや「あゆみ」のことを考えれば可哀想な子供たちだったことがわかるのだが、手が付けられない化け物を育ててしまったわけであり、そのモンスターが最高権力者の座についた。

国家の政策として麻薬や偽札を作るのだからもう何でもありだ。アメリカが「斬首」を考えるのも無理はないかも知れない。

北朝鮮は14日早朝、弾道ミサイル1発を日本海へ向けて発射した。飛翔は約30分で約800km飛んだが、最高到達高度が2000kmと高く「ロフテッド軌道」とされている。

「ロフテッド軌道」とは仰角を高く取って高高度まで到達させることで落下速度を猛烈に上げる方法であって、弾道ミサイルの場合は迎撃が難しくなるという。


不幸な生い立ちのモンスターが弾道計算のエキスパートとなって、切羽詰まったヤケッパチに走っている。恐らく北朝鮮軍の生え抜きエリートたちは砲兵やミサイル部隊に配属されているはずだ。あまり楽観視しない方が無難だろう。ムン・ジェインの寝言は聞き流した方が良い。


最後に一言、ジョンウンには子供はいないが、ジョンナムの息子(金日成の直系)は立派な青年に成長している。もはやどこのメディアも触れたがらないが・・・


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