平壌が焼け野原になる日

マレーシアで死亡したとされるキム・ジョンナム(らしき人物)の息子を自称するハンソルという青年の動画が流された。



さらに今日、この青年がマカオを脱出し、インドネシア経由でアメリカに渡ったという未確認情報が流れた。

この動画では、青年に協力したとしてオランダ政府へ対して謝意を述べているが駐韓オランダ大使は関与を否定も肯定もしなかった。

オランダとは、人権意識が高い国で、これまでの北朝鮮の自国民に対する食糧難などへの非難を繰り返して来た国だ。

2007年、国連で北朝鮮の人権問題が取り上げられた際に、廬武鉉(ノムヒョン=二重まぶたに整形した男)政権で大統領秘書室長を務めていた文在寅(ムンジェイン)は、北朝鮮人権決議案の賛否に北朝鮮へ事前に問い合わせた上で欠席した。「いかが致しましょうか」と北朝鮮に指示を仰いだわけだ。

この文が次期大統領候補に立った。彼は慶尚南道巨済郡の出身で「共に民主党」の代表である。選挙地盤は釜山で、2012年の大統領選挙では、セヌリ党の朴槿恵(パククンヘ)に接戦の末敗れている。

朴槿恵の政敵であると同時に釜山を地盤としていて北朝鮮の使い走り役をしている。これほど分かり易い男もいない。

本日(3/10)、朴槿恵大統領の弾劾訴追を憲法裁判所が認可した。これによって不逮捕特権がなくなるので、自動的に彼女は検察によって青瓦台から引きずり出されることになる。



つまり北朝鮮の思い通りに進んでいるのだけれど、その先にはTHAADミサイル配備の中止や、日韓合意の破棄、ならびに「戦時徴用工の未払い賃金訴訟」などといった日米韓の同盟関係をバラバラにする路線に出ることが確実視されている。

その憲法裁判所の裁決の前日に公表されたキムハンソルを名乗る青年の姿、およびアメリカに渡ったとするうわさ。これらが何を意味するか。

米軍とタイ軍の主催で1982年から毎年おこなわれている多国間共同訓練を「コブラ・ゴールド」と呼ぶが、日本の自衛隊は2005年から連続して参加している。2013年にはコブラ・ゴールドの一環として、タイのパタヤで邦人退避訓練がおこなわれた。2016年3月29日に施行された日本の安保法制を受けて、2016年7月にはバングラデシュのダッカでも邦人救出訓練が実施された。2017年2月にタイ・ラヨーン県のウタパオ海軍航空基地で実施された在外邦人救出訓練では航空自衛隊のC-130輸送機が使われた。



日本が安保関連法を施行したことによって、着実に自衛隊の可動域は広がったのであり、日本人が日本の自衛隊の手で救出される可能性が高まっている。

そうした中で、今回のキムハンソルさんの動きと韓国大統領の弾劾決定をどう見るか。

公式にアメリカの正規軍が動くかどうかは兎も角として、ピョンヤンはかなり危ない事態に追い込まれているように思えて仕方がない。

それでしか韓国が濁流に飲み込まれることを防ぐ方法は見当たらないし、ムンジェインが実権を掌握する前にそれはおこなわれる必要がある。韓国の大統領選挙は60日以内とされた。

仮にアメリカCIAが動いてキムハンソルさんを保護したと仮定した場合に、北朝鮮の金王朝を破壊しつくした後の国民の統制を図るためのカードに使う目的があるように見えて来る。それはこれまで通りの独裁政権ではなく、民主化のためのリーダーとしてクリーンなイメージを保つ目的があるだろうし、そうなれば韓国のムンジェインの立場が危うくなる。

グアムにあるアンダーセン空軍基地には、かなりの火力が集められていることだろうし、「おおすみ」をはじめとする日本の輸送艦などもいつでも出撃可能な体制を執っているはずだ。

ピョンヤンが焼け野原にされたら、巨大な軍港がある大連から人民解放軍が応戦するだろうから長期戦には持ち込みたくない。数時間から半日ほどの短期決戦で勝敗がつくはずだ。日本人が朝のニュースを観ようとテレビを点けたら、すでに北朝鮮は別の国になっていたという可能性はあるわけだ。

あるいは大連の動きを封じるためにアメリカの空母打撃部隊が朝鮮半島の西海岸に配備されることも考えられる。

北朝鮮が軍事攻撃を受けた場合は、韓国国内に潜伏する北の工作員が内乱を起こすだろう。すでに憲法裁判所の前では弾劾賛成派と反対派が騒乱状態にあるのだから内乱は始まっているとの見方もできるかも知れない。

次期大統領選挙が60日以内だとされているが、そんなに「長い」話ではなさそうだ。裁判所判断を受けて韓国国内の左派が勢い付く余裕を与えず、北の金王朝を叩きつぶそうとすれば、それは数日内のことかも知れない。

この春は、いろんな意味で変化が始まる春になりそうだ。


【追記】

3月10日夕刻、マレーシア当局はクアラルンプール国際空港で体調を崩し搬送先で死亡した人物が金正男氏であることを正式に認めた。
事態は急速に展開している。




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