返済期日

本ブログの4月20日付けの記事『韓国海難事故の歴史』において、サムスン重工のクレーン船が強風波浪のために香港船籍のオイルタンカー「ヘーベイ・スピリット」に衝突し原油流出事故を起こした旨のご紹介をしました。
この事故の被害を裁定した韓国の地裁が1審でタンカー乗組員の無罪を出したものの、2審で逆転有罪の判決を出したこともご紹介しました。
ところが「これはロイズ保険組合を騙す、保険金詐欺だ」としてロイズ側が猛烈に反発し、韓国との保険取り引きを白紙にして、諸外国の船舶が韓国の港に入港する場合も保険が適用されなくしました。
この「ロイズが使えなくなった」ことがUAEへの韓国原発の輸出の妨げにもなったわけです。
つまりすべては韓国の裁判所が、あまりにも偏った判決を出したがために起きた「自業自得」のアリ地獄に韓国経済がはまり込んだ原因になったものでした。

これには続きがあって、日本のみずほ銀行が5億ドル(500億円=5000億ウォン)を韓国輸出入銀行に融資する見返りに新日本石油からガソリンや軽油などの石油精製品を購入せよとの契約を結びました。
したがって世界的に高騰している石油をさらに付加価値を付けた石油製品を韓国は買わざるを得なくなっているわけです。
しかもこの5億ドルは5年の期限。
融資契約は2013年の8月のことだったので満期は2018年8月。平昌冬季オリンピックが同年2月の予定なので巨額の借金をかかえたままでオリンピックをやらなければならないわけです。

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上記は2014年6月15日の本ブログ『天下御免の素浪人』における『みずほの5億ドルと戦時徴用工問題』という記事の一部です。

海運事故に際して韓国の裁判所が間違った判決を出したことからイギリスのロイズ保険組合が激しく反発したというもの。今になって振り返れば(韓国の)裁判所がサムスンに有利な取り計らいをやった理由がうっすらと読めて来る。

事故が起きたのは2007年の12月でした。韓国の大統領は5年1期で、12月に選挙があり翌年2月に就任式がある。親北政策を執っていた廬武鉉から政権を奪い返そうとする李明博が優勢に立とうとしていた大統領選挙の真っ最中だった12月7日午前7時15分に発生した海難事故。(投票日は同月19日)

事故の詳細は『ヘーベイ・スピリット号原油流出事故』という表題で Wikipedia に書かれていますが、身柄を拘束されていたタンカーの乗員が540日ぶりに開放され帰国したのは2009年6月11日の時。バリバリの李明博政権の時代なんですね。

だから当時から韓国の大統領府はサムスンという巨大な財閥を特別扱いしていたのであって、ロイズという海難保険まで敵に回している。そのために泣き付いたのが日本であって、日本から石油を買うとの条件でみずほから5億ドルを借り入れた。その返済期日が来年8月というわけ。

この古いブログ記事では平昌冬季五輪にひっかけて書いていたんですが、今となってみるとサムスンという財閥と大統領府の癒着や韓国の巨額債務と返済期日などがより鮮明に見えて来ているんですね。

韓進(ハンジン)海運のコンテナ船が世界の港で着岸できずに沖合で係留させられたのは去年のことでしたが、この原因も元はと言えばサムスンが作っている。

そうやって無保険海運を続けなければならなくなり、石油は日本経由で買わなければならなくなり、みずほ銀行には借金を残し、カナダやインドネシアに無謀な巨大プラントを建てて一抜けしたネズミ男の後を継いだのが朴槿恵だったわけ。借金まみれの会社を引き継いだようなもの。だからこそ財閥にもたれかかるしか方法がなかった。ね? そういう筋書きが見えて来るでしょう?

来年8月がみずほへの返済期日なんですが、朴大統領が弾劾されなかったとしても彼女の退任後のことになる。次期大統領に誰がなるかは不透明だけど、日韓合意を破棄するとか10億円は使い込んだとか言ってる状態なんだから、みずほへの500億円が戻って来る可能性はずいぶん低いと思われる。

借入金どころか石油の代金までが払ってもらえないことになる危険性があるわけ。日本が石油のバルブを締めてしまうと、戦車も軍艦も動かせなくなって戦争どころの騒ぎじゃない。

私が指摘したのは、日本に対する「カネの無心」の方法は「戦時徴用工の未払い賃金」しか残っていないのではないかということでした。次期大統領に誰がなろうとも、絶対的にカネ蔵がからっぽになった国家を背負うことになるのですから。

そういう見落とされがちな危険要素もあるということを、頭の隅に置いておきましょう。


皆さん、ご機嫌よう。





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