変な名前

例に挙げて申し訳ないが、アグネス・チャンなる人物は英語で Agnes Miling Kaneko Chan というらしい。しかし中国には夫婦別姓があって広東語の登録では陳美齢(チャン・メイリン)、北京語読みだとチェン・メイリン、日本名では金子 陳 美齢(かねこチャン・メイリン)となるそうだ。金子を名乗るのであれば陳は放棄すればどうなのだろうかと思うが、戸籍上はそうなっているようだ。ではアグネスという名前はどこから来たのかということになるのだが、彼女はカトリック教徒であって洗礼名らしい。だが「私はアグネス」だと主張したいのであれば、英語圏でも中国でも日本でも「アグネス」で通せばどうなのかと思うのだが、いろんな名前を使い分けることによる何がしかの「利益」があるのだろう。

私が最初に不思議に思ったのは、高校時代にヒットしたカンフー映画のブルース・リーだった。「ブルース」って、彼はハーフなのだろうかと思ったがどうやらそうではないらしいことが「アグネス・チャン」の来日によって明らかになった。その次に来たのは「ジャッキー・チェン」だった。

ブルース・リーは英語名を Bruse Lee と名乗り、中国名は李小龍という。彼の場合はアメリカのサンフランシスコ中華街で生れたことから姉の名がフィービー・リー、アグネス・リー、兄の名がピーター・リー、弟がロバート・リーという。すべて洗礼名であり、それぞれ中国流の漢字の名を別に持っている。

ジャッキー・チェンの場合は成龍(広東語発音でセンロン)、英語名が Jackie Chan Kong Sang という。彼の場合は国籍が中華人民共和国なのでジャッキーという名は芸名だろうと推測される。

これは台湾の芸能人にも韓国の芸能人にも言えることなんだが、彼らはなぜ本国の本名で勝負しようとしないのかだ。

在日の特別永住者の人々が通名と呼ばれる日本名を使っている話は有名だが、別に洗礼名でも何でもない。金さんが勝手に金田を名乗り張さんが勝手に張本と名乗っても法律上の保護は与えられていない。

嘘か本当かは知らないが、彼ら外国国籍の人はあまり漢字を使うのが苦手だから、苗字を左右対称にしたがるのだとか。金さんであれば金子とするよりも金森とする方が、本さんであれば本池よりも本山の方が使いやすいのだという。朴さんは木と卜に分解して木下にするとか。

彼らには名前へのこだわりはあまりなくて、使い勝手が良ければ何でも良いらしい。

しかしアグネスとかジャッキーとかいう「見るからにアジア人」という風貌の人物が通用するのであれば、カトリックの洗礼を受けた日本人が「パウロ」とか「ペーター」とかを通名に使ってもおかしくはない。

確かに香港をはじめとする中国各地が欧米に侵略された歴史があることでカトリックが入り込んだことは事実だろうし、日本にもザビエルが来たことは確かだが、洗礼名を使う人はまだ日本にはいない。

こうした宗教を言い訳にして新たな名前を使おうとするやり方は、卑怯と言えば卑怯なのであって、日本ユニセフの活動をするのであれば何もわざわざアグネス・チャンと名乗らなくても、金子夫人で通せばそれで良いような気がする。

夫婦別姓を主張したいのであれば、チャン・メイリンが妥当だろう。

蓮舫がシャだかシェだか知らないが、芸能人じゃあるまいしファミリーネームを捨て去った政治家など言語道断と言っても過言ではないだろう。

ちなみに同じ政治家にアントニオ猪木ってのがいるが、彼は横浜市鶴見区生麦町生まれの正真正銘の日本人で本名は猪木寛至(いのきかんじ)。1991年にイスラム教(シーア派)に改宗しムスリム名を「モハメッド・フセイン」となっている。アントニオってのがリング名だから、議員バッジを付けてもそのままアントニオで通る以上は蓮舫がそのまま使えても不思議はないのだが、やはりどこか釈然としない。この国は政治家をはじめとして名前にこだわりを持たないらしい。いっそアントニオ猪木はフセインと政治名を変えればどうだろう。



そういえば、アメリカの下院議員に「マイク・ホンダ」とかいう面倒くさいのがいた。落選してから、路頭に迷ってなければ良いのだが。

翁長さんも、そろそろ何か洒落た名前を考えておいた方が良さそうだ。





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