ルノーサムスンという会社を知っていますか

三菱グループと言えば、三菱東京UFJ銀行を筆頭に重工、商事、(三菱グループ御三家)や、地所、マテリアル、電機などの他に、明治安田生命、キリンホールディングス、旭硝子、ニコンなども傘下に加えている。

しかし三菱自動車工業はグループの中でも一番の問題児とされている。三菱自動車工業は大型乗用車から撤退したため、軽自動車ならびに小型車に特化したかたちでトラックやバスはダイムラーAGの連結子会社である「三菱ふそうトラック・バス」が製造している。

大型トレーラーの車輪が外れて歩道を歩いていた母子を直撃し、母親が死亡するという事故が起きたのは2002年のことだった。事故原因は取り付け部品の欠陥だと判明し、欠陥を隠蔽していたことなどが明らかになった。

当時三菱自動車はドイツのダイムラー・クライスラーの傘下に入っていたが、ダイムラーはこの不祥事を受けて資金援助を拒否、やむなく三菱グループは6000億円規模の資金提供をおこない同社は再生する。ところが2016年4月にekワゴンなどの2車種と日産からの受託生産だったデイズの燃費データの改ざんという不祥事が判明。過去にもリコールにつながる欠陥の隠蔽があったことが露呈した。

ガリバーやカーセンサーなどの中古車販売大手がこぞって「三菱の中古車は査定がつかない」という事情が広がった。彼ら中古車販売業者にとって「いつ売れるとも知れない在庫をかかえことはできない」という意味だ。すなわち三菱の新車を買ったとして、買い替えの際に下取りに出そうとしても下取り査定が限りなく低くなってしまう恐れがあることから、新車・中古車を問わず市場から敬遠されてしまった。

つまりトラック・バス部門だけの不祥事隠しだったものが、軽や小型にも及んでいた。

益子修会長は三菱商事の出身であり、グループ内で「渡り」が繰り返された結果なのかも知れない。

日産自動車の傘下に入り、最近になって「ミラージュ」などの新型車を出して挽回しようとする動きがあるようだが、一度のみならず二度三度も消費者をだまし続けた企業が、そう易々と受け入れられるとは思えない。

逆に日産は韓国におけるルノーサムスンという問題児を抱えている。

三星グループが自動車業界へ進出しようとしたのは1990年代だったが、日産自動車からの技術導入によって1994年に業界へ進出した。しかし、1997年末の通貨危機によって経営破たんしている。

同様に経営危機に瀕していた日産自動車はフランスのルノーとの資本提携で生き延びたあとで、ルノーは三星自動車の株式を80%以上取得して筆頭株主となり「ルノーサムスン自動車」が誕生する。こうした経緯によって日産自動車のエンジンやプラットフォームなどの技術がサムスン車に多用されることとなる。

日産とサムスン車の間には直接的な資本関係はないものの、ルノーを介して高度な技術が流出し、QM5(5ドア・クロスオーバーSUV)以後の新型車はルノーと日産との共同開発という形でサムスンに提供されているらしい。

三菱自動車が日産の傘下に入ったということは、ルノーを通して韓国のサムスンとも関連するということであり、三菱が今年のジュネーブモーターショーに出展する予定の新型SUV「エクリプス・クロス」がルノー・サムスンに関わる可能性は否定できない。

この5ドアSUVという分野は、トヨタ・C-HR、ホンダ・ヴェゼル、スバル・インプレッサ、マツダ・CX-5などと目白押しの状態であり、韓国の自動車産業も日産などの先端技術を導入して輸出品を生産したいと考えても不思議はない。

サムスンと言えば発火事故が相次いだスマホのギャラクシーなのだが、ここへ来て大きなバッテリーを積んだプラグイン・ハイブリッドSUVなどを造るならば、爆発事故は非常に大きなものとなるだろう。

サムスンと言うと韓国のGDPの2割近くを産み出す巨大財閥なのだが、グループの経営トップで創業家一族のイ・ジェヨン(サムスン電子副会長)が、チェ・スンシルに関わる贈賄容疑などで逮捕された。

サムスングループのオーナー家には「イ・ジェヨン」「イ・プジン」「イ・ソヒョン」という3兄姉妹がいて、一見複雑に見える錬金術を使っていた。サムスンの持ち株会社である第一毛織が株式上場を果たしたのは2014年12月のことだった。この第一毛織の株式を持っていたのが3兄姉妹だったのであり、公募価格の5万3000ウォンに対して初日の終値が11万3000ウォンで取り引きを終えた。これによって3兄姉妹の持ち株評価差益は733倍になり、イ・ジェヨンが3兆5399億2250万ウォン、プジンならびにソヒョン両姉妹がそれぞれ1兆1799億6855万ウォン
もの評価差益を受けた。

これが2014年のことだったが、その裏でチェ・スンシル・ゲートが動いていたのであって、馬術をはじめとする多くのスポーツ育成という隠れ蓑の陰で大統領府への迂回献金がおこなわれていた疑いが持たれている。

韓国にスポーツが適切に育って来なかった理由は、正しい育成ではなく、それが政治的贈収賄の言い訳に利用されていたからである。献金さえ渡せば、政治的な配慮で何倍にもなって見返りを得られる仕組みができていた。それが何百年という朝鮮の本当の歴史だからである。

だから、日韓外交が上手く流れなくなり「国交断絶」も視野に入って来る中で「断交大歓迎!」などといった雰囲気が日本国中に流れているが、実際には三菱とか日産などといった企業がルノーというフランス系の企業を通して「泥沼から足が抜けない」ほど、深入りし過ぎている点を理解しなければならない。

三菱自動車が日産の傘下に落ち、日産がルノーの傘下に落ちたのも、元はと言えば放漫経営が続いたからだ。結局は墓穴を掘ったのは自分だったという話である。ヤザワが「やっちゃえ日産」と言ってみても、日産の先端技術はルノーを通して韓国へもたらされているのであって、それはシャープを買収したホンハイと同じような現象を産んでいる。

さて、次は東芝の番だ。





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