600倍のUSビーフ

経験上いろいろな場所で立食パーティというものに出席した。いわゆるバイキング料理の立ち食いだ。テーブルの横で立ったまま飲んだり食ったりして、周囲の人となごやかに会話するのだが、ワゴンごとに和洋中華それぞれの料理が選べる。

この中で、いつも人気が高いのがローストビーフだ。参加者に女性が含まれる場合には、周囲の人との挨拶もそこそこにローストビーフのワゴンに殺到する。他人同士のバスツアーなどだったら尚のことだろう。

だからバイキングの「食べ放題」を売りにしている観光ホテルなどは、ローストビーフを前面に出している。

しかし、こうした産地不明の牛肉の場合はコストを抑えるためにほぼ100パーセントアメリカ産のものを使うとされている。(これ業界の常識)

オーストラリアとかニュージーランドとかもあるではないかと言われるかも知れない。しかし日米の輸出入貿易の関係から、アメリカの日本へ対する要求はヒートアップする一方であり、トランプ大統領が就任したから強まることはあっても減ることは考えられない。



しかしこのような情報を日本国内のメディアは報道しているだろうか。EU諸国はアメリカ産牛肉の輸入を禁止している。その理由は禁止薬物を使っているから。

アメリカが韓国産の海産物を輸入禁止にしたという話は日本でも聞こえていた。ノロウイルスだとか大腸菌だとかがその理由だった。放射能の影響で日本の水産物の輸入を規制している韓国からの言いがかりによって、日本は韓国海苔の輸入枠を拡大し検疫も簡素化した。欧米とは真逆の方向に向かっている。「脅しに屈する日本」といったメッセージを中国・韓国に送っている。

ところがアメリカ産牛肉の場合は成長ホルモンであり遺伝子組み換えの合成ホルモンが肥育牛に与えられていた。それがEUの食品安全基準をはるかに上回っていたからだ。もちろん日本にも同様の基準はある。しかし貿易摩擦を恐れた日本の厚生労働省は輸入時の検疫のチェック項目から合成ホルモンを外した。

もし輸入時の検疫を適切におこなえばアメリカからの牛肉は90%近くが廃棄もしくは積戻しになると言われている。それくらいにアメリカは輸出品の牛肉を人工的に加工して生産量を増やしている。しかしEUは買い取りを拒否した。つまりダブついた牛肉は日本・韓国・台湾に売るしか道がない。




2009年に開催された日本癌治療学会学術集会で、北海道大学医学部の半田康氏・藤田博正氏らが、「牛肉中のエストロゲン濃度とホルモン依存性がん発生増加の関連」という研究報告をおこなった。

ホルモン依存性癌とは、いわゆる「乳がん」や「前立腺がん」などを指す。そしてこのエストロゲンとは日本国内で禁止されている生後25か月以内の飼育牛へ与えられる肥育ホルモンのことなのである。

調査の結果、アメリカ産牛肉の赤身肉からは国産牛の600倍、脂肪部位で140倍のホルモン残留が確認された。

しかもアメリカ産の肉牛に与えられる成長ホルモン剤は、牛が本来持つホルモンではなく肥育効率を高めるために遺伝子組み換えを施した合成ホルモンだとされている。

すでにアメリカとの間に二国間貿易協定(FTA)を結んでいる韓国には大量にこのホルモン牛肉が運び込まれていて、当然ながら韓国人の「乳がん」ならびに「前立腺がん」の増加をもたらしている。

トランプ政権は日本との安全保障条約を理由に「尖閣は日米安保の対象範囲に含まれる」として岸田外務大臣をほっとさせているが、その見返りに二国間貿易協定を求めて来ることは必至であって、現在は50%の関税がかかっているアメリカ産牛肉の完全開放を要求してくることになる。つまりスーパーの売り場に「高い国産牛」と「少し安いオージービーフ」と「圧倒的に安いアメリカ産牛肉」が並ぶことになる。

そうなった場合に、日米FTAが発効した後でも日本の厚労省が適切な検疫を実行することで、禁止薬物が含まれた肉を水際で排除することが必要になって来る。これは食品安全の話であって経済貿易のこととは無関係だからだ。

トヨタやホンダの利益を確保するために日本人のがん発症リスクが高まるのであれば、医療福祉費はいつまでたっても下がるはずがない。

まずは、「儲かるためなら何でもやっちゃう」というアメリカを相手にしているという自覚が大切だろう。特にあのような男が大統領になった以上は。

そして、激安ツアーでローストビーフが食べ放題といった謳い文句に騙されないようにしたいものだ。奥さんが乳がんで旦那さんが前立腺がんってご夫婦、少なくないのではなかろうか。

600倍のエストロゲンですよ、600倍。





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基本は番茶と梅干です

お早うございます
和牛を謳った焼肉レストラン
ここで幅を利かすのは米国生まれの『和牛』です
安くて旨いは疑うべきでしょ
アメリカで生まれて一年を過ごし(12ヶ月)
福島で8ヶ月を過ごし『但馬』へ転校して6ヶ月が経ちました
これでこの牛君は国産になりました(12対14)
産地は最終の出荷地であります
アメリカと福島で爆弾のように餌を入れました・・・?とさ

おいらは『外』でローストビーフは食べません
(ステーキも然りです)
自宅に限るからです
肉の入手は市場の老舗
作り手はかみさんです
激安ツアーのお寿司、蟹、お肉はたべません
朝鮮支那経由かもしれませんから・・・・

貴ブログのように真贋を極めれば
病気の殆どはなくなると思います
記事のUPにいつも感謝しております
ありがたいことでございます。
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