ここが変だよニッポン人

最近、日本を美化する記事や投稿があまりにも多いように見受けられる。

『Youは何しに日本へ』という番組で、外国人の目にどんなふうに日本が映っているのかを知る手掛かりになるのは確かだし、外国人技術者の視線で日本の製造技術を見る番組などもありはするが、どちらかと言うと「選ばれた日本」を紹介しているように思えて仕方がない。

「ゴミ箱がないニホン」としつこく言う割には、キャンプ場や海水浴場などのあふれこぼれるゴミ箱のことは誰も指摘しないし、若者が集まる浜辺などでは深夜まで花火遊びに興じて近隣の迷惑にもなっている。魚釣りが禁止されている防波堤などの柵を乗り越える高齢者は少なくなくて、街中の若者はイヤホンで音楽を聞きながら自転車を猛スピードで走らせる。「早く来なさい!」と子供の手を引くお母さんは、横断歩道ではない場所で道路を横断する。海外メディアや日本の番組スタッフが、あまり興味を示さない日本の日常では、開発途上国と似たり寄ったりの光景が繰り広げられている。

「水素水」だとか「ヒアルロン酸」だとかの効果が知れない商品が次から次と販売され、電話詐欺は一向に減少する気配を見せない。

自動ブレーキが売りだったはずのクルマが歩行者を撥ね、再婚した夫と一緒になって母親が子供を虐待死させる。

政治家は地元の選挙のことしか頭になくて、国家的政策に無関心。体育館に避難する被災者は、天皇陛下が慰問に来られてもあぐらを組んだまま。

アメリカの先住民を取材した報道番組は最終的に日本の沖縄問題にすり替える。

ほら、向ける目が単純化すればするほど、それ以外の日常では、外国と変らない「めちゃくちゃ」が横行しているのが日本でもあるわけだ。

外国の清掃局の人を、日本の海水浴場に連れて行くような番組が成立しないだけだ。

特別に日本を美化しても何の意味も成さない。逆に日本人の意識から「現実直視」を取り上げるだけだ。



マンガやアニメを観た外国の人たちが「ニホンへ行ってみたい」と考えるのは自由だが、日本へ来ても忍者もキティちゃんも歩いているわけではない。

もうじき福島の三春滝桜が花開くけれど、根を踏み固めないようにとロープで囲ってあるのを踏み越える人がいると言う。

日本人のモラルの高さは、総体的なものではなく、個々人の資質の話だという点を自覚したいものである。日本人のお母さんは、「人さまに迷惑をかけてはいけませんよ」という教育だった。



香水をたっぷりふり掛けた美魔女が、ドラッグストアで「消臭ファブリーズ」を買っている。




スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

お願い

 初めてコメントさせていただきます。
 いろいろなブログを拝見しておりますが、貴殿のご意見には共鳴する点が多く、楽しみに更新を待っています。
 今回の内容もまさしく「その通り」と思う内容で、思わず「その通り!」と口に出してしまいました。
 さて、お願いです。名前の通り私は「おっさん」(と、自分で思っているだけで実年齢は「じいさん」に相当します)であり、年齢相応の視力低下のため貴ブログの「色彩構成」が少々辛いのてす。
 文字と背景のコントラストを強めていただければ読みやすくなると思いますので、できますならばご一考願えないでしょうか?

 よろしくお願い申し上げます。

「おっさん」さんへ

コメントありがとうございます。

このブログをどっち(PCかスマホか)でお読みくださっておられるかわからないのですが、以前こんなことがありました。
このブログをPCで作成する際に、暗い背景に白い文字で書き込んでいるのですが、もっとコントラストを付けてやろうと思って文字の白さを強調したところ、スマホでお読みになっていた方から「文字がぜんぜん消えてしまった、どういうことなのか」とのクレームが来て「何のこっちゃ」とちんぷんかんぷん。
知人に聞いたところ、スマホでは白い背景に黒文字で表示されるから、白い背景に白い文字だと真白になるよと教わりました。
スマホなんて持たないから気付かなかった。

昔のパソコンは黒画面に光る文字だったので目に優しかったのですが、最近はすべて白画面。コレは目にきついのでわざと暗い画面を選んでいるのですが、設定方法があまり詳しくないので、お許しください。
できるだけ記事の中身で頑張ります。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR