ほめ殺し

「ほめ殺し」という言葉がある。本来は相手を誉めることによって、相手の素質をかえってダメにするというほどの意味だったが、結果的にダメにする目的で最初から悪意をもって誉めるという意味も含まれるようになった。

かつて自民党総裁を目指していた竹下登が、右翼団体である日本皇民党から「日本一金儲けのうまい竹下さんを総理にしましょう」とする街宣活動を執拗に受けた。攻撃理由としては竹下が田中角栄に反旗をひるがえす形で経世会を立ち上げたことに由来するとされている。

この騒動を決着させる目的で金丸信ならびに小沢一郎が暴力団とつながりが強い東京佐川急便の社長だった渡辺氏に仲介を依頼して、稲川会に皇民党との仲立ちを依頼するという流れを生んだ。




今回は、この皇民党事件を云々するつもりはない。別の場所で「ほめ殺し」が起きているらしいのである。

それはどこか。アメリカのワシントンだ。

トランプ大統領が正式に就任したことを受けて、「反トランプ派」の団体が女性器を意味する「プッシー」を連呼して、ピンクのネット帽を被り、反トランプ・デモを繰り広げたという報道があった。これに対して「下品すぎる」「反トランプ派の知性が疑われる」と批判されているが、これってどーなのさと思ってしまった。

常識的に考えれば、このような主張は逆に相手を利する結果しか招かないことは明らかであって「本当に彼らの主張なの?」と疑ってしまいたくなる。

反トランプ派の方が冷静な知性派だといった評価を得ようとすれば、絶対にコレはおかしい。

ひょっとしてトランプ支持派が企んだ「破壊工作」なんじゃね? と考えた方がすっきりする。

「賛成」と「反対」で二分されたアメリカの民意を、「賛成派」有利にするためには「反対派」の品位を貶めれば良い。こう仮定した場合は朝鮮人が思いつくような悪質さが見えて来る。

ピンクのネット帽の陰にはトランプのブレーンが居るのではなかろうか。

些細なニュースに一喜一憂する幼稚な判断力ではなく、少し考える力があるならば、普通はそう思う。

ひょっとすれば、就任式の時刻に黒いマスクで顔を隠した暴徒が通りに面した商店のガラス窓を叩き割っていたが、あれの仕掛けもトランプ側にあったのではないか。あまりにも幼稚な反対運動を執拗に見せられると(その可能性は否定できないな)と思ってしまう。

「反対派はここまで乱暴で下品ですよ」と国民にイメージづけすることによって、選挙時の「隠れトランプ」とは逆に、反対派(ヒラリー支持派)がどんどん声のトーンを落とすことになって行く。それが狙いだとするならば、あまりにも悪質すぎる。「民意は自由自在に作り出すものだ」とするならば、9.11でイラク戦争に突き進んで行ったブッシュと替わらないではないか。




メディアによる民意操作という意味では、昨年NHKがスクープした「天皇陛下の譲位意向」だったが、「お気持ちを述べられた」ビデオには年齢と健康状態に対して公務の負担が重い、というものではあったけれど「譲位」という言葉は一言もおっしゃられなかった。通訳的立場にあるNHKが勝手に解釈したものだと私は今でも思っている。そして、これは故意による作為があるらしい。

さらに宮内庁の関係者がNHKにリークしたという「守秘義務違反」については誰も何も言わないままだ。これに対する疑問さえも誰もが口をつぐんでいる。

当初「生前退位」という言葉を使っていたのがNHKだったが、この「言葉選び」には悪意が込められていた。「生前」というのは「死ぬ前に」という意味であり「退位」というのは退く(しりぞく)という意味であって、譲る(=交代する)という意味とは別のものになっている。拡大解釈すれば「皇室制度を止めてしまう」というとらえ方も不可能ではない。
百歩譲ってNHKに悪意はなかったとしよう。だとすればこの悪意は誰のものなのか。NHKに持ち込んだ「皇室の在り方を変えたい人物」によるものではなかったか。

その騒動に連動するように海の向こうでは朴大統領のスキャンダルが持ち上がり、弾劾の結果北寄りの候補が立っている。10億円を返せとチンパンジーまでが言い出した。日韓合意を破棄せよという意味だ。そういった流れを創作したからこそ、裁判所も「仏像は返すな」という判決を出した。コロリと騙されやすい国民性だという点を見事に悪用されている。




では振り込め詐欺が蔓延している日本人はどうなのか。騙されやすいのか、それとも冷静沈着なのか。

「テレビで言っていたから」「新聞に出ていたから」「・・・らしいから」「・・・と聞いたから」、こんなことをまだ言ってはいないだろうか。

安保関連法が「戦争法案」ではなかったことははっきりしている。シールズがどうなったかを考えれば簡単な話である。



有利に立とうとするならば、対立する相手の支持層の品位を貶めれば良い。「お前の母ちゃん出ベソ」と言い合う子供のようなものである。







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