先を読む

日韓関係が最悪(最善?)の方向へ進んでいる。朝鮮民族とは感情のおもむく方にしか進まないので、この流れを止める者は誰もいない。対馬で盗難に遭った仏像を「所有権を主張する韓国の寺へ引き渡すよう命じる」との判決を韓国・大田地裁が出した。これは外交問題を決定的にする。すでに背中を向けている日本が韓国に向き直ることはない。つまり韓国という国家が消滅する秒読みが始まったということだ。

では、この先どうなって行くのかと考えた場合にひとつの参考事例がある。そう古い話ではない。1895年(明治28年)の「三国干渉」である。

1894年7月から翌年3月まで大日本帝国は清国と戦争をした。いわゆる日清戦争だ。ことの起こりは別の回で触れようと思うが、結果として日本が勝利する。講和会議は山口県の下関でおこなわれ、結ばれた条約は「日清講和条約」、一般に「馬関条約」とか「下関条約」などと呼ばれた。

その締結された主な内容をなぞってみよう。

■朝鮮の清国からの完全なる独立。

■遼東半島、台湾などの日本への割与。

■清国は日本へ賠償金を支払う。

などが代表的な中身だった。調印した日本側の筆頭は伊藤博文内閣総理大臣、清国側の筆頭は李鴻章(りこうしょう)全権大臣。

この「遼東半島の割与」を問題視したのがフランス・ドイツ・ロシアだった。当時は欧米各国にとってアジアは植民地の対象とみなされていて、すでに香港はアヘン戦争で勝利した英国のものになっていた。清朝の弱体化をうかがっていた欧米列強は清(中国)を「山分け(分割)」しようと企んでいたが、日本が遼東半島の割与を要求したために激しく動揺した。

いくら清を山分けしたところで、軍事的に重要な遼東半島が日本の物になったのでは危なくて仕方がないからだ。「三国干渉」は自分たちの悪だくみが不都合になることから来る「いちゃもん」でしかなかった。特にロシアは南下したいという宿命のような願望があった。

当時の欧州はドイツとフランスがにらみ合っている状態で、ロシアはドイツ西部の繁栄の元で、ドイツ東部を狙っていた。東インド会社によって貿易を独占していたのがイギリス・オランダ・スウェーデン・デンマーク・フランスだったのだが、香港以北という極東にはあまり関心を持っていなかった。

ところがロシアが清朝の弱体化とともに南下の気配を示したことから「抜け駆けは許しまへんで」と我も我もと日本の下関条約にケチを付けて来た。

イギリスとアメリカは「そこまでアコギなことをするのは世論を敵に回す」との理由から中立的立場にとどまった。

しかし日本はその後の欧米外交が悪化するのを恐れて、遼東半島をあきらめてその分の代償を現金3000万両として受け取った。しかし日本国内では三国干渉に屈した日本政府へ反発する世論が沸き上がり、その気運が日露戦争へと発展して行く。

良く理解してもらいたいのは、ここで問題になったのは遼東半島であり、そこが軍事拠点となって清国(中国)を危うくする危惧があったという問題だったのであって朝鮮の独立がどうだこうだは誰も何も言っていない点だ。

もうお分かりのように現在の遼東半島は中華人民共和国の領土になっている。ところがここは旧瀋陽軍区という人民解放軍の守備範囲になっていて、首都北京とは反りが合わない。中国人は損得で動く民族であり、中国共産党と瀋陽軍区のそれぞれが持つ巨大な利権は利害が一致していない。国家主席である習近平にとって最も危険な存在が瀋陽の軍隊であって、いつ寝首を欠かれるか知れない相手でもある。遼東半島とはそうした地理的条件にあるわけだ。

そして瀋陽軍区が持つ利権は北朝鮮と深く関わっているとされている。だから韓国(南朝鮮)が瓦解した場合、それは北朝鮮に飲み込まれるという意味であり、遼東半島を保有する瀋陽軍区が朝鮮半島全域を占領する危険性が出て来ることになる。現在の南北朝鮮を合わせた面積よりもはるかに広い新たな国が誕生する可能性が出て来ることになる。かつての高麗のような国だ。

欧米、なかでもロシアが黙っているだろうか。

さぁ、そこまで読んで来ると、新大統領に就任したアメリカのトランプ氏の動向が少しだけ見えて来る。イギリスとの関係を深めつつドイツをけん制し、台湾との交流を持つことで中国を怒らせ、ロシアのプーチンと仲良くしようとしている。ほら、ある角度から眺めると、一貫性があることに気が付く。

だとするならば、日米関係は一定の距離を置くはずだ。少なくともアメリカ国民には日本への反感を与えておいた方が何かと今後の政策が進めやすくなる。TPPへの反対もその一環だったのかも知れない。彼のブレーンは超一流だ。

その根拠になっているのは、他でもなく韓国の政治的終焉が近いということ。在韓米軍がどうだ北のミサイルがこうだと言うのは枝葉のことで、もっと広い視野で見る必要があるということを(トランプ氏は)教えている。

日本の安保法制がどうだろうと関係なく、海の向こうでは確実に火薬の匂いが近づいて来た。

朴大統領が馬術選手を可愛がったことが、こんな風に発展している。仏像の処理ひとつ間違うようでは、もうどうしようもない。そして北朝鮮工作員である文在寅(ムン・ジェイン)が次期大統領になれば、よりいっそう日韓関係は悪化して国交断絶が現実のものになるかも知れず、これは是非とも成し遂げてもらいたい。(国連をダメにしたチンパンジーはただのバ○だから、歴史的業績を残すとは思えない)

安倍政権という安定政権があったことが、日本人にとってメリットだったと先々で思い知ることになるだろう。

さぁ選挙の年が始まった。どこからでもかかって来んかい。






スポンサーサイト
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR